ことわざである「河童の川流れ」。
「泳ぎのうまい河童でも、水に押し流されることがある」という意味。
つまりは、「その道の名人、達人といわれる人でも時には失敗することもある」ということです。
では、この「河童の川流れ」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「河童の川流れ」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「河童の川流れ」の例文を小学生にでもわかりやすく短文で!
・ゴールキーパーが、味方のヘディングによるバックパスをとり損ねてオウンゴールに…。これは完全に河童の川流れだよ…。
・水泳の全日本選手権メダリストが海で溺れたって…。まさか、そんな河童の川流れのような話があるのか?
・どんなにテスト勉強を重ねたとしても、河童の川流れというようにミスをすることがあるもの。記入欄の書き間違いなどないように気をつけてね。
・男子100メートル走の決勝。優勝候補の選手がスタート直後に転倒して結局最下位。河童の川流れというか…、こういったこともあるのか…。
・簡単なピッチャーゴロだったのですが、一塁への簡単なトスをしくじり悪送球となってしまった…。こんなミスをするとは河童の川流れだ…。
・将棋は、「歩」が同じ筋に2つあると、「二歩」といって反則負けになる。普通はまずありえない反則だが、プロでも河童の川流れで犯す場合がある。
・「河童の川流れ」といったところだろうか。日本代表選手の失敗シーンが反響を呼んでいる。軽快にドリブルを始めたのだが、ボールの上に乗ってしまったのか、まさかのズッコケ。
・動画撮影では水泳を得意としていながら、溺れかけてしまった。河童の川流れそのものなのだが、大事に至らなくてなによりでした。
・テニスのコーチが、何でもない緩いボールを空振りした…。河童の川流れなのだが、誰も気にしていないのに、コーチは顔を赤くして落ち込んでいた。
・バスの運転手が交通事故を起こしたらしい…。大型二種免許を持ったベテランドライバーなのに、河童の川流れというやつか…。
2.「河童の川流れ」の類義語!
続いて、「河童の川流れ」と似た意味の言葉を紹介します。
ことわざでは、「猿も木から落ちる」が有名。
木登りが得意な猿でも、木から落ちることがあるという意味。
また、「弘法も筆の誤り」もあります。
弘法大師のような書の名人でも、書き損じることがあるという意味。
その他は、以下のとおり。
「上手の手から水が漏る」
「天狗の飛び損ない」
「釈迦も経の読み違い」
「千慮の一失」
「智者の一矢」
などがあります。
まとめ
以上が、「河童の川流れ」の例文についてでした。
参考にしてください。
「河童の川流れ」の意味は、名人でも時には失敗することもあるという意味なのですが…。
河童が川を泳ぐように、「物事が上手」「物事がスムーズ」といった意味で使われることがあるようです。
これは誤用なので、気をつけてくださいね。