ことわざである「石の上にも三年」。
「冷たい石の上でも三年すわり続ければ暖まる」ということ。
つまりは、「辛くても辛抱強く頑張れば、やがて報われる」という意味です。
では、この「石の上にも三年」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「石の上にも三年」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「石の上にも三年」の例文を小学生にでもわかりやすく短文で!
・小学校3年の時から始めたサッカー。その頃は何度もやめようと思ったのですが、「石の上にも三年」で6年生になってついにレギュラーの座をつかむことができた。
・英語教室に通い始めてすぐに話せるようになるわけがない。「石の上にも三年」というとおり、英語を習得するのにはある程度の時間がかかるよ。
・兄はお笑い芸人を目指して、一人東京で生活しています。今は無名の芸人ですが、「石の上にも三年」というとおり、三年後にスターになることを目標にしています。
・新入社員なのだから、ミスをするのも仕方がない。「石の上にも三年」という言葉があるとおり、すぐに完璧に仕事をこなす人間などいないよ。
・転職した後、新たな仕事をやっていけるなと自信を持つに至るまでには3年ぐらいかかったのですが、まさに「石の上にも三年」だなと思いました。
・昔は、一人前になるためには「石の上にも三年」と考えるのが普通ですが、最近の若者は「自分にとって意味ある仕事を望む」「すぐに成果を出したい」といった傾向があります。
・転職後に辞めたいと言っている人に対して「石の上にも三年」と引き止める人がいますが、職場の環境によっては間違っている場合もあると思います。
・10の手習いでどこまで上達できるか、頑張りました。「石の上にも三年」といわれるので、3年すれば少しは恰好がつくと思っていましたが、3 年経った今、上達の遅さに後悔しています。
・今、何を身につければ面白い組み合わせになるのか一度立ち止まって考え、「石の上にも三年」の覚悟で、思い切って動画作成に注力しています。
・時間に余裕ができたので、某ジムに入会し、ダイエットを試みました。しかし、3日ともたずにジム通いは2日で終了。「石の上にも三年」どころか、三日坊主にも届かなかった。
2.「石の上にも三年」の類義語!
続いて、「石の上にも三年」と似た意味の言葉を紹介します。
同じことわざでは、「雨垂れ石を穿つ」。
これは、「あまだれいしをうがつ」と読みます。
意味は、雨垂れであっても長い年月で石に穴をあけることができるという意味。
あと、「点滴石を穿つ」もありますが、「雨垂れ石を穿つ」と同じ意味です。
その他は、以下のとおり。
「継続は力なり」
「塵も積もれば山となる」
「待てば海路の日和あり」
「嵐の後には凪が来る」
「果報は寝て待て」
などがあります。
まとめ
以上が、「石の上にも三年」の例文についてでした。
参考にしてください。
結果がでなくても、我慢して続けることは大切なことだと思います。
ただし、そもそもやっていることに誤りがあった場合、我慢して続けた3年間が無駄になってしまう場合も。
ですから、我慢して続けることは大切ではありますが、「何かミスを犯していないだろうか?」「方向性に間違いはないだろうか?」と常に顧みる姿勢は大事だと思います。