会話や文書などで時々使われる言葉、「はるばる」。
漢字では「遥々」と書きます。
意味は、「距離が遠く離れているさま」。
「距離」に対して使うことが多い「はるばる」ですが、「程度がかけ離れている」場合や「時間が隔たっている」場合でも使います。
では、この「はるばる」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「はるばる」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「はるばる」の例文を簡単な短文で!
・武道館でのコンサートが開始直前になって中止が決まったようだ…。はるばる沖縄県から上京したのに、すごく残念なことだ…。(距離)
・日本のアニメファンである彼らは、このイベントにはるばるポルトガルからやって来たらしい。日本のアニメがいかに世界に影響を及ぼしているのかを実感した。(距離)
・母親がはるばる北海道から会いに来てくれた。しかし、せっかくの機会に私は入院することになって、親に申し訳ない…。(距離)
・今日は、遠路はるばるお越しいただきまして、誠にありがとうございます。心から感謝いたします。(距離)
・家族全員で車に乗り、東京から遠路はるばる四国まで行ったことがあります。実は、映画の撮影見学を兼ねた旅行でした。(距離)
・なぜ外来生物がはるばる日本にやってくることになったのか、そして広く生息するようになったのか?駆除されるなど、人間に翻弄されながら生きている今の外来生物の気持ちは?(距離)
・ここはちょうど太平洋のど真ん中で、周囲には何もさえぎるものがない。見渡す限りはるばるとした海を見ていると、小さないざこざは忘れてしまうよ。(程度)
・意を決して丘に登ってみたのだが、松原が見渡す限りはるばると続いているのにはとても驚いた。(程度)
・草の生い茂った野原の中をはるばると分け入って行くが、宿が原っぱのかたわらに少しあるだけで、見渡す限り野原である。(程度)
・やれめづらしい小春様小春様、はるばるで小春様と主の花車が勇む声。(時間)
2.「はるばる」の類義語!
続いて、「はるばる」と似た意味の言葉を紹介します。
「距離」に関する「はるばる」の類義語は、「遠い道のり」。
あとは、「遠いところ」「離れたところ」もですね。
「程度」に関する「はるばる」の類義語は、「広大な」。
それ以外では、「雄大な」「広範囲な」というものがあります。
「時間」に関して以下のとおり。
「多くの時間を費やした」
「多大な時間を要した」
「一朝一夕に出来ることではない」
「長期的な」
などがあります。
まとめ
以上が、「はるばる」の例文についてでした。
「はるばる」を漢字にすると「遥々」。
「遥か彼方」の「遥」ですね。
「遥」は漢字一字で、「はるか」「とおい」「遠くへだたる」「ながい」「さまよう」「ぶらぶら歩く」といった意味があります。