成長…これは人生の永遠のテーマかもしれませんね。
幼ない時期に当然成長は必要ですが、年老いても成長を忘れてはいけません。
こいった、人生のテーマである成長、文字にしたいものです。
そういった時にお手伝いするのがこのブログ!
無数にある言葉の中から、当てはまるものをご紹介します。
ということで、本記事では成長に関する四字熟語を厳選して、意味も含めてわかりやすく解説していきます!
特に、ありきたりではないものを選びましたよ。
1.「成長すること」「成長し続けること」に関する四字熟語!
最初は、「成長すること」「成長し続けること」に関する四字熟語をご紹介します。
①「積水成淵」
「積水成淵」は、「せきすいせいえん」と読みます。
「積水」は水がたまることで、「成淵」は深い淵ができること。
ですから、少ない水でも徐々にたまることで、深い淵ができあがるということです。
つまり、少しでも努力を続けることで、いつか目的を達成することができるという意味ですね。
使い方は、以下のとおり。
「子供の頃から毎日続けてきたドリブル練習が、今実って全国大会出場!『積水成淵』だ」
②「水到渠成」
「水到渠成」の読み方は、「すいとうきょせい」です。
「水到」は水が流れて来ることで、「渠成」は溝ができること。
これは、水が流れ続けることで、土が削られ溝ができてしまうということです。
要するに、学問という条件を身につけることで、自然に道徳も身につくという意味。
「焦らずに目の前の授業に集中し身につけよう。『水到渠成』で結果的に受験に成功するよ」といった使い方をします。
③「積土成山」
「積土成山」は、「せきどせいざん」と読みます。
「積土」は土を積み重ねることで、「成山」は山ができること。
ですから、少量の土であっても積み重なることで、大きな山になるということです。
つまり、小さな努力でもコツコツ積み重ねることで、大きな目的が達成できるという意味。
使い方は、以下のとおりです。
「近道をする必要はない。『積土成山』で時間をかけてでも努力を積み重ねることが大切」
④「百錬成鋼」
「百錬成鋼」の読み方は、「ひゃくれんせいこう」です。
「百錬」は何度も鍛えあげることで、「成鋼」は鋼(はがね)ができあがるがること。
これは、何度も叩き鍛えて硬い鋼ができあがるということです。
要するに、精神と身体を何度も鍛練するこことで、立派に成長できるという意味。
また、固い決意といった意味もあります。
「高校までは全く無名選手だったのに、『百錬成鋼』で地道に努力を重ねてやっと花開いた」といった使い方をします。
⑤「山溜穿石」
「山溜穿石」は、「さんりゅうせんせき」と読みます。
「山溜」は山からしたたり落ちる水のこと、「穿石」は石に穴が開くこと。
ですから、したたり落ちる小さな水滴でも、何度も落ちることで石に穴が開くという意味です。
つまり、小さい努力をコツコツと続けることで、どんなことでも成し遂げることができるということ。
使い方は、以下のとおりです。
「難関大学合格の裏には、『山溜穿石』で小さな努力を重ねた成果であることを自分は知っている」
⑥「開物成務」
「開物成務」の読み方は、「かいぶつせいむ」です。
「開」は一穴を開け発展させること、「物」は全ての物、「成」は達成すること、「務」は任務のこと。
要するに、様々なことを開発して事業などを完遂するという意味です。
また、開発し世の中を導いていくといった意味もあります。
「あの人は世界のリーダー『開物成務』だ。彼がもしいなかったらどんな世界になっていたか想像できない」といった使い方をします。
⑦「射石飲羽」
「射石飲羽」は、「しゃせきいんう」と読みます。
「射石」は石に矢が刺さること、「飲羽」は矢の羽の部分まで深く刺さること。
ですから、硬い石に矢が信じられないくらい深く突き刺さるという意味です。
これはつまり、集中して命懸けで頑張れば、どんな困難な目的でも達成できるということ。
使い方は、以下のとおりです。
「現在の実力ではベンチ入りさえ難しい。でも『射石飲羽』で懸命に努力すれば何とかなる」
⑧「教学相長」
「教学相長」の読み方は、「きょうがくあいちょうず」です。
「教学」は教えることと学ぶこと、「相長」は両方とも長所があるということ。
これは、教師から学ぶことも成長できるし、教師として教えることも教師が成長するという意味です。
要するに、教える側も教わる側もお互いにとって良いことであるということ。
「実は先生自身も君たちからいつも学んでいる。『教学相長』だよ。」といった使い方をします。
⑨「随処作主」
「随処作主」は、「ずいしょさしゅ」と読みます。
「随処」はいたる所、「作主」は自分の意志のこと。
ですから、どんな職場であっても、その環境に流されるのではなく自分の意志をしっかり持つという意味です。
また、そういった意志を持って行動することで道が開けるという意味でもあります。
使い方は、以下のとおりです。
「どの職場にいても、彼は信念を変えることなく頑張った。『随処作主』だから現在がある」
⑩「磨斧作針」
「磨斧作針」の読み方は、「まふさくしん」です。
「磨斧」は斧を磨くことで、「作針」は針を作ること。
これは、大きな斧を磨いて細い針を作るという意味です。
つまり、どんなに困難なことでも、根気強く努力を重ねれば成し遂げることができるということ。
「子供の頃にプロ野球選手になると言って周囲を驚かせたが、見事に達成。今思えばコツコツ続けた努力のたまもの『磨斧作針』だ」といった使い方をします。
2.成長に対する戒めの意味がある四字熟語!
続いて、成長は成長でも、戒めの意味がある四字熟語をご紹介します。
①「疑事無功」
「疑事無功」は、「ぎじむこう」と読みます。
「疑事」は物事を疑うこと、「無功」は効果が無いということ。
要するに、疑ったままだとたとえ努力したとしても成果は期待できないという意味です。
これは、一度決めたことは疑うことなく思い切って実行しなくてはいけないということ。
使い方は、以下のとおりです。
「このチームを選んだのはお前だろ。今さら疑ってどうする。『疑事無功』で前に進むしかないだろう」
②「万能一心」
「万能一心」の読み方は、「ばんのういっしん」です。
これは、何事をするにも、また何を学ぶにしても集中しなくては身につくことはないということ。
また、どんな凄い芸を持っていたとしても、真心がこもっていないならば意味が無いといった意味もあります。
「楽器の演奏は正確さも大切だが、『万能一心』で気持ちがこもっていなくはいけない」といった使い方をします。
まとめ
以上が、成長に関する四字熟語と、その意味と使い方についてでした。
自分自身の成長のため、また友人の成長を促す意味でご活用ください。
卒業の時の贈る言葉として、また転職時の激励の言葉としてもよいかもしれませんね。
ぜひ、使ってみてください!