四字熟語の種類は膨大です。
ベストなタイミングで、なおかつカッコイイ四字熟語が使えたらいいのですが…。
なかなか、「パッと!」使いこなせませんよね~。
ということで本ブログでは、そのタイミングにピッタリな言葉を紹介していきます。
特に本記事では、笑顔系の四字熟語を厳選し、意味も含めてわかりやすく解説していきますよ!
ぜひ、参考にしてください。
1.友人や仲間に対して贈る四字熟語!「笑顔絶やさず!」もあるよ!
最初は、笑顔系の中でも友人や職場の仲間に対して贈る言葉としてピッタリな四字熟語をご紹介します。
①「笑⾨来福」
「笑⾨来福」は、「しょうもんらいふく」と読みます。
いつでも笑いを絶えないようにしていると自然に幸福が訪れますよという意味です。
つまり、「笑う門には福来る」という意味であり、「笑う門には福来る」を漢文にしたものが「笑⾨来福」なのですね。
そして、「笑⾨来福」の使い方は以下のとおり。
「これからも人生は色々なことがあると思いますが、常に『笑⾨来福』を忘れずに乗り切ってください」
というように、「笑門来福」は「笑顔を絶やさないでください!」といった意味ですね。
②「和顔愛語」
「和顔愛語」は、「わがんあいご」と読みます。
「和顔」はやさしげな顔つきのことで、「愛語」は親愛の気持ちがこもった言葉といった意味があります。
つまり、優しい表情と温かい言葉で思いやりにあふれているといった意味ですね。
「和顔愛語」の使い方は以下のとおりです。
「いつも『和顔愛語』で対応してくれるヘルパーさんには感謝の気持ちしかない」
この「和顔愛語」は、例文のとおり感謝の気持ちを伝える時に適した四字熟語です。
「あなたの笑顔には本当に助けられました。感謝します」といった気持ちを伝える時にはうってつけの言葉ですね。
③「慈眼温容」
「慈眼温容」は、「じげんおんよう」と読みます。
「慈眼」は慈悲の心をもって人々を見る仏さまの目ということで、「温容」は穏やかであたたかみのある顔つきといった意味があります。
つまり、苦しみを取り除いてくれるような目と穏やかな表情といった意味ですね。
そして、「慈眼温容」の使い方は以下のとおりです。
「彼女だけは、職場全体が大変つらい時でも『慈眼温容』だ」
この「慈眼温容」も、前の「和顔愛語」と同様に、感謝の気持ちを伝える際にピッタリです。
④「⼀笑千⾦」
「⼀笑千⾦」は、「いっしょうせんきん」と読みます。
美人がひとたびほほえめば、千金に値するという意味です。
また、その美人のことも指しています。
つまり、美しい人の笑顔には物凄い価値があるというたとえですね。
「⼀笑千⾦」の使い方は以下のとおりです。
「男ばかりのこの職場で、彼女の存在はまさに『⼀笑千⾦』だ」
この「一笑千金」は、きれいな女性を褒める時の形容詞的な使い方が適しています。
「あなたのような笑顔が素敵な美人は今まで見たことがない!」といった意味で使ってもオッケーですね。
2.笑顔・穏やか・和やか系の四字熟語!
次も笑顔系ですが、前項よりも情景をあらわす意味として使う四字熟語です。
ですが、前項で紹介した「和顔愛語」「慈眼温容」も情景を描写した四字熟語ですので、以下の四字熟語も贈る言葉として使っても大丈夫ですよ!
①「破顔⼀笑」
「破顔⼀笑」は、「はがんいっしょう」と読みます。
顔をほころばせてにっこり笑うといった意味です。
そして、「破顔⼀笑」の実際の使い方は以下のとおりです。
「彼の努力が実り見事に合格、本人は『破顔一笑』だった」
まさに、人が笑う情景をあらわしていますね。
②「喜⾊満⾯」
「喜⾊満⾯」は、「きしょくまんめん」と読みます。
うれしそうな表情が笑顔に満ちあふれているという意味です。
「喜⾊満⾯」の使い方は以下のとおり。
「少年野球大会で優勝したが、本人たちより親の方が『喜色満面』にあふれていた」
③「和気藹藹」
「和気藹藹」は、「わきあいあい」とよみます。
普段からよく使われている四字熟語ですね。
「和気」は穏やかな気分とういことで、「藹藹」は和やかな様子という意味があります。
つまり、心と心が通じ合い、穏やかな気分があふれて和やかな様子であるといった意味。
そして、「和気藹藹」の使い方は以下のとおりです。
「営業部は部長のおかげで、いつでも『和気藹藹』とした雰囲気だ」
この例文でも情景を表現しています。
3.楽しい!喜びをあらわす四字熟語!
続いて、笑顔というよりは喜ぶ情景を描写した四字熟語です。
①「怡然⾃楽」
「怡然自楽」は、「いぜんじらく」と読みます。
どんな時でも和やかに喜び楽しむといった意味です。
そして、「怡然自楽」の使い方は以下のとおり。
「彼女は普段大変な苦労をしているが、いつでも『怡然自楽』だ」
②「欣喜雀躍」
「欣喜雀躍」は、「きんきじゃくやく」と読みます。
おどりあがって大喜びするという意味です。
スズメがピョンピョン飛び跳ねるように喜ぶということがもとになった四字熟語。
「欣喜雀躍」の使い方は以下のとおりです。
「選挙で当選が確実となり、関係者は『欣喜雀躍』して喜んだ」
4.大爆笑系の四字熟語!
最後は、大笑いしている情景を描写した四字熟語をご紹介します。
①「抱腹絶倒」
「抱腹絶倒」は、「ほうふくぜっとう」と読みます。
よく使われる四字熟語ですね。
腹をかかえてひっくり返るほど大笑いするという意味です。
そして、「抱腹絶倒」の使い方は以下のとおりです。
「全員がテレビを見て涙を流しながら『抱腹絶倒』している…」
②「呵呵⼤笑」
「呵呵⼤笑」は、「かかたいしょう」と読みます。
大声をあげて笑うという意味です。
つまり、豪快に声を出して笑うということですね。
「呵呵⼤笑」の使い方は以下のとおり。
「困難が来ても『呵呵⼤笑』で全部吹っ飛ばしましょう!」
③「破顔大笑」
「破顔大笑」は、「はがんたいしょう」と読みます。
「破顔」は表情を緩めることで、「大笑」は大きな声で笑うという意味があります。
要するに、大きな声で顔をクシャクシャにして笑いこけるという意味ですね。
「破顔大笑」の使い方は以下のとおりです。
「お笑い系のライブに通う彼は、会場でいつも『破顔大笑』だ」
④「捧腹大笑」
「捧腹大笑」は、「ほうふくたいしょう」と読みます。
「捧腹」は腹を抱えることで、「大笑」はその字のごとく大笑いという意味です。
腹を抱えて笑いころげるという意味ですね。
「捧腹大笑」の使い方は以下のとおりです。
「彼とお酒を飲むと、いつも仲間が『捧腹大笑』だ」
まとめ
以上が、笑顔系の四字熟語と、その意味と使い方についてでした。
友人など相手に贈る言葉として使う場合は、「笑⾨来福」「和顔愛語」「慈眼温容」「⼀笑千⾦」の4つがピッタリですね。
ただし、「⼀笑千⾦」は女性に適している分、男性にはちょっと…といった感じもあります…。
言葉を贈る時は、意味をキチンと確認した上で使ってくださいね。