故事成語である「大同小異」。
「小さな違いはあっても、大体が同じである」という意味。
つまりは、「似たりよったりで大差がない」ということです。
では、この「大同小異」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「大同小異」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「大同小異」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・テレビのチャンネルはたくさんあるのだが、どのチャンネルもほぼワイドショーを放送しているし、扱うネタも全て同じ、大同小異で面白くない…。
・なんだか服装に個性がなくて大同小異だと思ったら、チームで揃えたユニフォームだった。全員同じなので個性がないのは当たり前だ…。
・社員食堂のランチがほぼ毎日揚げ物…。素材は違うにしても大同小異で飽きてくるね…。たまには焼き魚でも食べたいよ…。
・96色の色鉛筆って、そんなに色の種類があるのか?そう思って見たら、似かよった色が多く大同小異ってことだね…。
・あなたはボールペンにこだわりがあるみたいだけど、ボールペンってそんなに違いがあるの?自分としてはどれも同じで大同小異だと思うのだけれど…。
・ゾンビ映画の結末は、多くは主人公が無事に生き残るというもの…。その辺は大同小異でも仕方がないことなのかもしれません。
・あの三兄弟は全員年子ということもあって、背格好が似ている…。いつも着ている服も似ているし、大同小異といったところか…。
・抜本的な改革が必要だと言っているのに、あなたが提示する案は改革になっていない。しかも、何度も持ってきているがほぼ大同小異だ…。これでは駄目。
・どの英字新聞がいいかということは、一概に言えません。国内の英字新聞は、日本語の新聞同様、公平に言えば大同小異。初めのうちは、毎日買う必要はありません。
・大型テントといえば、2ルームテントとドーム型テント。しかしこの2つ、サイズも重量も値段も大同小異。どちらにしようかお悩みの方も多いのでは?
2.「大同小異」の類義語!
続いて、「大同小異」と似た意味の言葉を紹介します。
同じ故事成語では、「五十歩百歩」。
意味は、「兵士が五十歩逃げた場合も百歩逃げた場合も、同じ逃げることであって差はない」ということです。
あとは、「同工異曲」も故事成語。
「外見は違っているようだが、内容は同じである」という意味で、「大同小異」と同じです。
その他は、以下のとおり。
「どんぐりの背比べ」
「似たり寄ったり」
「どっこいどっこい」
「同程度の」
「大差がない」
「さほど変わらない」
などがあります。
まとめ
以上が、「大同小異」の例文についてでした。
参考にしてください。
「大同小異」の由来は、古代中国戦国時代の思想家の荘周(そうしゅう)。
荘周の思想書、「荘子」に「大同小異」が登場します。