故事成語である「呉越同舟」。
四字熟語でもあります。
「仲の悪い人どうしや、敵味方が、同じ場所にい合わせる」こと。
また、ただ「い合わせる」だけではなく、「ともに行動する」という意味や「敵どうしでありながら、お互いに助け合う」という意味もあります。
では、この「呉越同舟」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「呉越同舟」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「呉越同舟」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・お前はあいつと仲が悪いのはわかるが、今は試合中でありしかも同じチームメイトじゃないか。ここは呉越同舟でともに協力して試合を勝ちにいこうよ。
・仲が悪い2人だったが、東日本大震災の時はお互いに助け合って避難していたのは、まさしく呉越同舟だと思った。
・団体競技は何よりもチームワークが大切だ。普段関係が悪い人どうしであっても呉越同舟で協調しなくては負けてしまう。
・文化祭で彼と同じグループになってしまった。最悪だ…。まあでも文化祭が終わるまでは呉越同舟で我慢して頑張るしかないか…。
・普段は政党どうし政策論争で火花を散らしているが、現在は得体の知れない細菌が蔓延した国難だ。呉越同舟で、お互いに協力して乗り切ろう。
・物凄く仲が悪い2人だったが、お互いに外国に留学して頼る人がいない状況。2人で相談していたのは呉越同舟だ。
・2人は同じ営業課じゃないか。関係が悪いのはわかるが、挨拶ぐらいして呉越同舟でいこうよ。
・呉越同舟だと思って同じチームで頑張ってきたが、もう我慢できない。俺はこのチームから離れるよ。
2.「呉越同舟」の由来とは!
「呉越同舟」の由来は、中国の孫子の著書「九地」
昔、呉という国と、越という国が激しくいがみ合っていました。
その関係は数十年も続き、国民どうしも関係が悪かったのです。
そういったある日、呉の国民と越の国民数人がたまたま同じ船に乗り合わせました。
当然、仲が悪い両国の国民は目を合わせることもなく、険悪な空気が流れます。
そんな中、突然天候が悪化しました。
ちょうど、その時に暴風によって船が激しく揺れたのです。
まさに、転覆間近の危機一髪。
ここで、呉と越の国民はお互いに協力し合い、船が転覆しないように対応しました。
目も合わせないほどの険悪な両国民が、お互いに手を取り合ったのです。
これが、「呉越同舟」の由来となったエピソードです。
まとめ
以上が、「呉越同舟」の例文についてでした。
「呉越同舟」と同じような意味で、「同舟相救う(どうしゅうあいすくう)」があります。
どちらも「舟」が入っているとおり、同じ船で中の悪い者どうしが助け合うということ。
その他には、「大同団結(だいどうだんけつ)」「同舟共済(どうしゅうきょうさい)」「楚越同舟(そえつどうしゅう)」などがあります。
意味も、全て似ています。
参考にしてください。