会話などで使われる「言葉を挟む」という言葉。
「他人の話の中に割り込む」という意味。
つまりは、「口出しする」という意味です。
では、この「言葉を挟む」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「言葉を挟む」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「言葉を挟む」の例文を簡単な短文で!
・お互いに母語ではない言葉で会話しますので、反応はワンテンポ遅れがちです。また、間に言葉を挟むことがあるので、時間当たりの情報のやり取りが限られてしまいます。
・心理相談所に行ったのですが、思いついたことを話す方式で、カウンセラーの先生は時折、言葉を挟むだけ。でも、不思議に自分の心に整理がつく気がし、行動に移れました。
・相手の話の途中で言葉を挟む、自分の話ばかりする、リアクションがとぼしい、説教口調になる、などが聴きベタな人の特徴です。
・日本古来のものを再評価するなら、もっと長い歴史で考える必要があるのではなかろうか。専門外のことに言葉を挟むつもりはないので、自分の専門で考えてみる。
・相変わらず、女性の生き方になんだかんだと言葉を挟む輩が多いことに驚いた。女性プロゴルファーに関してのネットの書き込みに、それが顕著に表れている。
・活動休止について触れると、「結構びっくりしましたよね」と回顧。続けて、「グループの結論だったら言葉を挟む余地はない」というコメントにも深くうなずいた。
・日本経済新聞とFTというそれぞれのメディアの編集上の判断は互いに独立しており、記事の扱いや書き方に言葉を挟むことはない。あくまで互いに刺激を与え合っているだけ。
・男性の趣味は色々ですが、のめりこみ過ぎるのは困りものです。ただし、たとえそう思ったとしてもあまり彼氏の趣味に関して言葉を挟むことはやめましょう。
・すべてに言葉を挟むやり方を社長が改めない限りは、右腕となるようなブレーンは育たないといった指摘がありますが、どのようにお考えでしょうか。
・先生はグループ間を渡り歩き、会話のやり取りに耳をすます。言葉を挟むことは、ほとんどない。授業では、普段からグループワークやペアワークに力点を置いているとのこと。
2.「言葉を挟む」の類義語!
続いて、「言葉を挟む」と似た意味の言葉を紹介します。
一番近いのが、「口を挟む」。
「口を挟む」の意味は、「言葉を挟む」と全く同じです。
その他は、以下のとおり。
「差し挟む」
「差し込む」
「口出しをする」
「余計な口を叩く」
「くちばしを入れる」
などがあります。
まとめ
以上が、「言葉を挟む」の例文についてでした。
参考にしてください。
本来「言葉を挟む」は、「他人」の発言中に割り込んで発言しますので、あまり良い意味ではありません。
ですが、自分の話す文に、さらに言葉を付け加えるという意味で「言葉を挟む」が使われる場合があります。
しかしこの使い方は、厳密には正しい使い方ではありません。
気をつけてください。