文書や会話などで時々使われる言葉、「直面」。
「面と向かい合う」ということ。
つまりは、「物事に直接対する」という意味です。
では、この「直面」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「直面」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「直面」の例文を簡単な短文で!
・先週は記録的豪雨、そして今週は震度5強の大地震…。短期間にこれだけの災害と直面するのも珍しい…。
・優秀なビジネスリーダーでも、自分の会社がこれから直面する困難のすべてを予想しておくことはできません。
・研究目的は、院内研究に従事する看護職者が直面する研究上の困難とその克服法を解明し、円滑な研究活動推進に向けた示唆を得ることである。
・不運な故障で厳しい現実に直面したプロ野球選手。この番組は、その復活劇を密着取材したものである。
・サッカー日本代表で唯一の大学生は帰国早々、「追試」という厳しい現実に直面していた。31日夜に羽田空港に到着し、「追試があるので、勉強しないと」と、ため息交じりにこぼした。
・前例のない経済危機に直面する可能性があるとの見方を示し、市場の信用フローを維持するために措置を講じると表明した。
・さらに自然破壊が進むことで、今後数十年間のうちに、世界で最大50億人もの人々が食料と水不足に直面すると訴えている学者がいるらしい…。
・香港の若者は就職難や低賃金、不動産価格の急騰など、様々な問題に直面している。こうした将来への不安が、香港の政治危機に拍車をかけているのだろうか。
・まずは困難をどう受け止めるべきか。困難な問題に直面すれば、よりチームへの積極的な参加が問われるし、それに加えて結束力が強まることもあるだろう。
・このように、様々な試練に直面するドゥテルテ大統領だが、国民からの支持率は依然として8割に上り、絶大な人気にかげりは見えない。
・最も重大な犯罪の被害者のために法の正義を実現する、というウガンダ政府の取り組みが難題に直面している、と本日発表のブリーフィングペーパーで述べた。
2.「直面」の類義語!
続いて、「直面」と似た意味の言葉を紹介します。
まずは、「当面」。
「当面」の意味は「直面」とほぼ同じです。
それから、「遭遇」。
「遭遇」は「偶然に出会う」という意味です。
その他は、以下のとおり。
「出くわす」
「出会う」
「向き合う」
「対峙する」
「相対する」
などがあります。
まとめ
以上が、「直面」の例文についてでした。
参考にしてください。
「直面」は、普通「ちょくめん」と読みます。
「直面」を、「ひためん」と読む場合があるのですが、その場合は意味が全く異なりますよ。
「ひためん」とは、「能で、役者が面をつけずに素顔のままでいること」です。