漢字の「徳」。
「身にそなわった品性」という、すごく良い意味の漢字です。
また、人名にもよく使われる漢字なのですが…。
時々、旧字体の「徳」の方もいらっしゃいます。
このように、「心」の上に漢数字の「一」が加わった漢字。
問題は、パソコンにひらがなで「とく」と入力して変換しても、この旧字が出てこないということ…。
でも大丈夫です！簡単に表示させることができますよ！
ということで本記事では、「徳」の旧字の出し方についてわかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください！
1.「徳」の旧字の出し方！
「徳」の旧字の出し方は、主に2種類の方法があります。
では、それぞれについて詳しく説明していきますね。
①「徳」の旧字は文字コードで！
「徳」の旧字を表示させるには、「文字コード」を使った方法が最も簡単。
どういった漢字にも、それぞれに決まった「文字コード」というものが存在します。
当然、「徳」の旧字にもこの「文字コード」があり、そのコードをワードなどに打ってキーボードの「F5」を押せば出てきますよ。
この「徳」の文字コードは、「5fb7」。
アルファベットは「小文字」「大文字」どちらでも良いので、大文字の「5FB7」と打っても大丈夫です。
ですから、「5fb7」→「F5」でOK。
「5fb7」と打つときは、変換可能な状態でなくてはいけませんので、「直接入力」だとうまくいきません。
打つときは、入力モードを「全角英数」などに設定してください。
また、ローマ字変換設定している方は、「全角ひらがな」「全角カタカナ」「半角カタカナ」でも可能です。
もちろん、ワードでもエクセルでもどちらも同じコードで大丈夫ですよ。
②「徳」の旧字はパソコンのIMEパッドで！
次は、パソコンの「IMEパッド」の「手書き」を使った出し方。
これは、パソコンの日本語入力モードを設定する「IME」を使った方法です。
まずは、タスクバーの下方にある、「あ」「A」のマークを右クリックしてください。
すると、下のようにメニューが展開されます。
この中の、「IMEパッド」というところをクリックします。
すると、下のダイアログボックスが出てきます。
この「IMEパッド手書き」の左側に、手でマウスを動かして「徳」を書いてください。
書くことで候補が右側に並びますが、その中に普通のタイプの「徳」があります。
ちなみに、いいかげんな書き順で書くと出てきませんよ。
次に、右側の候補の中の「徳」を右クリックしてください。
右クリックすることで、上のようなメニューが並びますので、2段目の「異体字の挿入」をクリックしましょう。
すると、そのメニューの右側に「徳」の異体字が並びます。
その中に、目的の「徳」の旧字体がありますので、その漢字をクリックしてください。
これで、ワードなどに「徳」の漢字が表示されます。
最後は、ダイアログボックスが残っていますので、「×」をクリックして消しましょう。
手で書くので時間を要しますが、一つの方法ということで覚えておいてください。
2.「徳」の旧字の出し方！変換だけで出す方法！
前項で、2つの方法を説明しましたが、どちらも少し面倒ですよね…。
でも大丈夫！
前項の方法で表示させた旧字の「徳」を、一度「単語登録」してしまえば…。
あとは、「変換」するだけで表示させることができるようになりますよ。
それでは、登録の方法を説明します。
まず、タスクバーの「あ」「A」のマークを右クリックしてください。
上のメニューの、「単語の登録」をクリックします。
クリックすると、下の「ダイアログボックス」が表示されます。
このウインドウの、「単語」のところに「徳」の旧字を貼り付けます。
文字コードを入れてF5を押しても出ますよ。
次は、「よみ」のところに「読み方」を打ってください。
「とく」が良いと思いますが、「とくきゅうじ」「きゅうじのとく」何でもかまいません。
入れたら、下の「登録」ボタンを押して登録完了です。
ウインドウが残っていますので、「閉じる」ボタンで消しましょう。
試しに、ワードなどに先程入力した「読み方」を打ち、変換ボタンを押してみてください。
それで、「徳」の旧字が表示されれば成功です。
まとめ
以上が、「徳」の旧字の出し方についてでした。
「徳」の旧字は、「文字コード」か「IMEパッドの手書き」を使って表示させてください。
一度表示させた「徳」の旧字は、「単語登録」することで以後の作業が効率かされますよ。
ぜひ、お試しください。