四字熟語である「一期一会」。
「一生に、一度会う」「一生に一度限り」という意味なのですが…。
その意味は、「茶道は、毎回『一生に一度だ』という思いを込めて真剣に行うべき」という茶道の心構えがもとになっています。
では、この「一期一会」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「一期一会」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「一期一会」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・この旅館は従業員全ての人の対応が素晴らしい!きっと一期一会の気持ちで接してくれているのだと思うが、社長の方針なのだろうか?
・我が旅館は、お客さまに対し「温泉」「料理」「接客」全てにおいて満足してもらうことを第一に考え運営しています。従業員の皆さんも繰り返しになりますが、一期一会の精神で接客をお願いします。
・当グループは「一期一会の心をもって最高最善の介護を行い社会に奉仕する」ことを理念としています。
・本日に限って当ラウンジにおきましては、新茶の季節ということもあり一期一会の抹茶カクテルを提供しています。よかったらどうぞ。
・明治時代から続く老舗蕎麦屋の佐藤さんは「一期一会を胸に、最高のそばを提供したい」と笑顔を見せてくれました。
・人は色々な人と出会い、様々な経験を重ねることで刺激を受け、成長するもの。一期一会の大切さ、重さを、改めて実感した。
・ノーベル賞を受賞した要因について、「一期一会、人との関わりを大切にしてきたことだと思う」と振り返りました。
・この機能を使えば、インターネットの上で日々書かれていく物語との「一期一会」を、いつも持ち歩くスマートフォンの画面上で楽しむことができる。そんなオシャレなアプリだ。
・当社では、「顧客第一」と「一期一会」を貫き、より深い信頼関係を醸成することを理念にしています。
2.「一期一会」の類義語!
「一期一会」と似た意味の四字熟語では、「一世一代」があります。
「一期一会」は「一度の出会い」が重点となっていますが、「一世一代」は「一度の物事」が重点。
ですから、「一世一代の大仕事」といった使い方をします。
ちなみに、「一期一会」も「人生に一度限り」という意味があるのですが、「一期一会の大仕事」とはいいません…。
それから、四字熟語ではありませんが「邂逅(かいこう)」という言葉もあります。
「邂逅」は、「運命的な出会い」「めぐりあい」という意味。
「彼との邂逅がなかったら、自分は野球をやめていただろう」といった使い方をします。
まとめ
以上が、「一期一会」の例文についてでした。
よく、「一期一会の出会い」という使い方を目にしますが、実はこれは誤り。
「一期一会」自体に「出会い」の意味があることから、「一期一会の出会い」となると「一生に一度の出会いの出会い」となります。
使い方は、気をつけましょう。