四字熟語である「誠心誠意」。
「嘘偽りなく、真心をもってことに当たる」という意味です。
ちなみに、「誠心」とは「偽りのない心」のことで、「誠意」は「私利私欲を捨て、相手の立場をくみとって正直な態度で接する心」のこと。
「誠心」や「誠意」、単独でも素晴らしい意味なのですが、その2つを並べた言葉です。
では、この「誠心誠意」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「誠心誠意」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「誠心誠意」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・私は怪我のため試合にでることはできませんが、マネージャーとして誠心誠意チーム勝利のために尽くしたいと思っています。
・私は、彼が生徒会の副会長として1年間誠心誠意尽くしてきたのを知っている。あえて自分でアピールしないのが彼の良いところだと思う。
・道を外れそうになる自分を、誠心誠意指導してくれたのがあの先生だ。今の生活があるのは、あの先生のおかげといっても過言ではない。
・野球部の監督は、自分の時間を犠牲にして毎日遅くまでチームのために誠心誠意指導してくれた。そういった監督へ感謝の気持ちを伝えよう。
・私のミスで彼女にひどい怪我をさせてしまった。私は、彼女に誠心誠意謝罪をして怪我の補償をすることを伝えた。
・本日、栃木支店に着任した吉田と申します。職場のために誠心誠意頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
・ご注文と違う製品を届けてしまい申し訳ございませんでした。製品の交換を含め誠心誠意対応させていただきます。
・今後も本件に関して、お怪我も含め被害について誠心誠意対応させていただく所存でございます。
・今後の営業を、当面は子会社へ移管することとなりました。移管したとしても、変わらぬサービスを誠心誠意取り組んでまいる所存でございます。
・旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。本年も一層のサービス向上を目指し社員一同誠心誠意努めて参ります。
2.「誠心誠意」の類義語!
「誠心誠意」には、似た意味の言葉がたくさんあります。
たとえば、「一生懸命」など。
「一生懸命」は、「命がけでことに当たる」という意味であり、かなり重い言葉です。
普通によく耳にする言葉ですが、実は「命をかける」という重い言葉だったのですね…。
その他には、「一意専心」がありますが、意味は「わき目もふらず心を一つのことだけに注ぐ」という意味。
それから「一心一意」もありますが、これは「一意専心」と同じ意味ですね。
四字熟語以外では、「鋭意」があります。
「鋭意」は、「気持ちを集中させて励む」という意味。
あとは、「真摯に」もよく使われます。
「真摯」は、「真面目に、熱心に取り組む」ということですね。
まとめ
以上が、「誠心誠意」の例文についてでした。
「一生懸命」は「命がけ」という程の言葉に重さがありましたが、「誠心誠意」も実は結構重い言葉です。
よく使われますが、発言したからにはその言葉に責任を持たなくてはいけません。
相手を裏切ることがないよう、対応する必要があります。