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「認識」と「認知」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

更新日:

 
「認識」と「認知」。

意味が似ているような…。

まぎらわしいです…。
 
 
どちらも「認」という字が共通点。

「認」という字は、「見きわめる」という意味と「認める」という意味がありますが…。

この意味の違いが、この二つの言葉の意味に関係しているのだろうか??
 
 
 
ということで、この二つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「認識」と「認知」には確かな違いがありました!
 
 
本記事では、「認識」と「認知」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「認識」と「認知」の意味の違い!

まずは、「認識」と「認知」の意味の違いを端的にお伝えします。

「認識」とは、物事の本質を理解して判断できる心のはたらきのこと、また、判断すること。

「認知」とは、物事をはっきり認めること。

 
一言であらわすと、こういった違いです。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「認識」の意味とは!

「認識」は、物事の本質を理解した上で、判断できる心の状況、また判断すること。

「認識」と「認知」の意味はすごく似ているのですが、使われる場面に大きな違いがあります。
 
 
「認知」は「はっきり認めること」ですので、「認めるか」「認めないか」といった場面で使われます。

しかし、「認識」の場合は「判断できるか」「判断できないか」といった場面で使われる言葉。

つまり、「認」の意味である「見きわめる」ですね。
 
 
 
たとえば、交通事故で歩行者を車でひいてしまった場合、ドライバーが歩行者の存在を「認識」していたかどうかが事故原因究明のポイントになります。

たとえば、歩行者がいきなり飛び出してドライバーが回避できなかった場合は、「歩行者を認識していなかった」ということになります。

つまり、ブレーキやハンドル操作の判断ができない状況であるということ。
 
 
 
しかし、仮に車のスピードが120キロ以上出ていて、歩行者がゆっくり横断報道を渡っていた場合はどうなるか?

しかも、ドライバーが歩行者の存在を見つけていたという設定。

これは、「歩行者の存在を認識していながら、ブレーキを踏んでも間に合わなかった」ということになります。
 
 
この場合は「認識」していたということで、つまりブレーキを踏むという判断は可能だったということ。

実際に、判断してブレーキを踏んだのですが、それでも間に合わなかったということです。
 
 
 
その他には、「商品のメリットを認識した上で購入した」「この会社には裏切られた。認識を改める」といった使い方をします。

最初の例文は、商品のメリットを理解し、購入という判断をしたということ。

そして後の方は、実は悪徳企業であると判断し、考えを改めるということです。
 
 
 
ということで、「認識」は物事を理解した上で、判断できる状況であること、また判断することです。

タイヤ
 

②「認知」の意味とは!

「認知」は、物事をはっきり認めること。

「認識」は「判断できるか」「判断できないか」という場面で使われますが、「認知」は「認めるか」「認めないか」という場面で使われます。
 
 
 
では、「認める」ということがどういうことか、詳しく説明しますね。

「認知」の意味である「認める」ということは、つまりは受け入れるということ。
 
 
たとえば、「彼の批判を認める」となると、ただ批判を聞いただけではありません。

その批判をきいて、自分にも非があったと理解して、甘んじて受け入れるということです。

場合によっては、その件に関して謝罪しますが、これが「認める」ということ。

「たくさんの批判を認知しております。謝罪いたします」ということですね。
 
 
 
あと、よく耳にするのが「この子を認知してほしい」というセリフ。

これは、結婚していない二人の間に子供が生まれた際に使われる「認知」。
 
 
要するに、「この子を、あなたの子であるということを認めてほしい」と言っているのです。

この「認める」ということが、「認知」ということ。

ちなみに、「認知」することで法的な親子関係が成立します。
 
 
 
これが、「認める」か「認めない」か、という場面使われる「認知」。

ただし、「認める」「認めない」ということも、「判断」の一つなのでまぎらわしい部分でもあります。

裁判所
 

③「認識」と「認知」の違いを整理!

それでは、ここで一度「認識」と「認知」の違いを整理します。
 
 
物事の本質を理解して判断できる心のはたらきが「認識」。

また、判断することという意味もあります。
 
 
物事をはっきり認めるのが「認知」。

受け入れるということです。
 

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2.「認識」と「認知」の辞書での意味!

続いて、辞書による「認識」と「認知」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「認識」の辞書での意味!

【認識】

①事柄を感じ取り、分析し、判断すること。また、その心のはたらき。「事態を正確に―する」

②[哲]意識して知覚する作用の総称。ある物事について知る作用。また、それによって知られた内容。

引用元:旺文社国語辞典

意味が二つありますが、意味②は哲学用語。

意味①は説明したとおりの内容です。

指紋認識
 

②「認知」の辞書での意味!

【認知】

①物事をはっきり認めること。

②[法]婚姻関係外で生まれた子を、父または母が実子と認めること。これによって法律上の親子関係が成立する。

引用元:旺文社国語辞典

説明どおりですね。

意味②は法律用語です。
 

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3.「認識」と「認知」の使い方!

次に、「認識」と「認知」の使い方を例文で紹介します。
 

①「認識」の使い方!

・タイヤの空気圧点検に関し、6割以上のドライバーが誤認識をしていた結果が。

・顔認識ソフトウェアが所有者を探し、特定すると自転車のロックを解除する。

・自転車は凶器になりうるという認識が薄いことが背景にある。

・スマートフォンの画面から直接指紋を認識することができる技術。
 

②「認知」の使い方!

・計測値の信頼性がいかに重要であるかが認知されるようになったと思われる。

・子どもには父親が誰なのか知られたくないから認知しないという意見も。

・隠し子だとして親子関係の認知を求めた訴訟。

・振り込め詐欺など特殊詐欺の東京都内における認知件数が減少傾向という。

泥棒
 

4.「認識」や「認知」には似た意味の言葉がたくさんある!

「認識」や「認知」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「認知」と「理解」の違いを解説!やはり明確な差があったよ!

「承認」と「確認」の違い!わかりやすく具体例で解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「認識」と「認知」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「認識」は、物事の本質を理解して判断できる心のはたらきのこと、また、判断すること。

「認知」は、物事をはっきり認めること。
 
 
判断するのが「認識」で、認めるのが「認知」なのですが、「認める」ことも「判断」の一つであることをご理解ください。

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