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「形式」と「型式」の違いを解説!やはり明確な差があったよ!

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「形式」と「型式」。

似ていますよね…。
 
 
しかも、この読み方は「けいしき」なのか「かたしき」なのか?

はたまた、「形式」と「型式」で読み方が違うのか???

それから、最大の問題は「意味に違いはあるのか?」ということ。
 
 
 
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「形式」と「型式」には明確な違いがありました!
 
 
本記事では、「形式」と「型式」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「形式」と「型式」の意味の違い!

最初に、「形式」と「型式」の意味の違いを簡潔にお伝えします。

「形式(けいしき)」とは、外に現れた形のこと、また、事を行うときの一定のやり方のこと。

「型式(かたしき)」とは、機械などで、構造や性能などの違いを分類するための独自の記号や番号のこと。

 
一言で表現すると、こういった違いです。

それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
 

①「形式」の意味とは!

「形式」は「けいしき」と読みます。

そして、「形式」は外に現れた形のこと、また、事を行うときの一定のやり方のこと。

2つの意味があります。
 
 
 
1つ目の「外に現れた形」という意味ですが、これは「形」と「型」の違いを理解すると分かりやすいです。

「形」の方は、物などの姿、格好のこと。

そして「型」の方は、ある物をつくり出すための鋳型や型紙などのようなものという意味です。
 
 
ですから、「形式」の意味の「外に現れた形」というのは、そのものの姿のことですね。

言い換えるならば、「外形」や「外見」のこと。
 
 
たとえば、「引き締まった形式の服の売り上げが上がっている」といった使い方をします。

これは、服の種類ごとに付けられた「型番」のことではなく、服の外観が引き締まったタイプのものという意味。

あくまでも外観、姿のことをあらわしているのが「形式」です。
 
 
 
2つ目の、「事を行うときの一定のやり方」という意味は冠婚葬祭などの儀式でよく使われる言葉。

たとえば、「葬式は形式を重んじるべきだ」とか「形式ではこの場面で挨拶をしてもらうのですが」といった使い方をします。

こういった物事を行う時の一定の手続き、やり方が「形式」です。

葬式
 

②「型式」の意味とは!

「型式」は「かたしき」と読みます。

そして、「型式」は機械などで、構造や性能などの違いを分類するための独自の記号や番号のこと
 
 
 
前の項目で、「形」と「型」の違いを説明しました。

「形」の方は物などの姿のことで、「型」の方はある物をつくり出すための鋳型や型紙などのようなものという意味。

ですから、この「鋳型」や「型紙」といったものをイメージしていただければわかりやすいですよ。
 
 
「鋳型」や「型紙」というものは、全く同じモデルの物を複数つくる時に使う物。

つまり、こういった全く同じモデルと、違うモデルを分類するためのものが「型式」なのです。

姿をあらわす「形式」と、モデルを区別するための「型式」の違いということですね。
 
 
 
たとえば、「多機能で高額なテレビよりも、シンプルで安価な型式のテレビが売れている」といった使い方をします。

これは、外観のことをいっているのではなく、性能などのモデルのことをいっているのですね。

こういった、性能などを分類するためのものが「型式」です。
 
 
 
ちなみに、前の項目で服の「服の種類ごとに付けられた『型番』」を例にしましたが、この「型番」とは「型式」ごとに付けられた番号のことです。

テレビ
 

③「形式」と「型式」の違いを整理!

それでは、ここで一度「形式」と「型式」の違いを整理します。
 
 
外に現れた形のこと、また、事を行うときの一定のやり方が「形式」。

機械などで、構造や性能などの違いを分類するための独自の記号や番号が「型式」。
 
 
外形が「形式」で、性能などの違いを分類するためのものが「型式」です。

 

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2.「形式」と「型式」の辞書での意味!

続いて、辞書による「形式」と「型式」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「形式」の辞書での意味!

【形式(けいしき)】

①外に現れた形。型。様式。「古い―のテレビ」↔内容

②事を行うときの一定の手続きややり方。「―を重んじる」「―を踏む」

③(比喩的に)体裁だけで内容のないこと。「―だけの報告書」↔内容

引用元:旺文社国語辞典

意味①と意味②は説明どおりですね。

意味③は、意味②を比喩的に使ったものです。

マイク
 

②「型式」の辞書での意味!

【型式(かたしき)】

・航空機・自動車・機械などで、構造・設備・外形などの相違により他と区別される独自の型。

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。
 

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3.「形式」と「型式」の使い方!

次に、「形式」と「型式」の使い方を例文で紹介します。
 

①「形式」の使い方!

・ディスクシリンダー錠と似た形式で、防犯性が高い鍵。

・オープンカー形式など、多様な車であるポルシェ。

形式に捉われない自由なスタイルで発信しています。

・高校生が旬なニュースをクイズ形式の授業で学ぶ。
 

②「型式」の使い方!

・発火に至る可能性があるため、ご使用の商品が対象の型式であるかを確認してください。

・タイヤホイールは、車両の車種や型式などより適合する商品を選ぶ。

・故障の場合、同じメーカーで同じ型式のパーツでないと互換性が取れない場合が多い。

・自動車の車検証には、「車名」とは別に「型式」という項目があります。

車検証
 

4.「形式」や「型式」には似た意味の言葉がたくさんある!

「形式」や「型式」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「形態」と「形状」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

「形状」と「構造」の違い!わかりやすく具体例で解説するよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「形式」と「型式」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「形式」は、外に現れた形のこと、また、事を行うときの一定のやり方のこと。

「型式」は、機械などで、構造や性能などの違いを分類するための独自の記号や番号のこと。
 
 
外観が「形式」で、モデルが「型式」です。

「形式」は、「クイズ形式」「アンケート形式」「ランキング形式」といった、物事のやり方にも使われます。

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