「日にち」と「日付」。
えっ…、これ同じ意味でしょ…?
と、思っていたのですが…。
よくよく調べてみたら、意外な違いがあるようで…。
そもそも「日付」の意味も間違って解釈していたようで…。
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「日にち」と「日付」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「日にち」と「日付」の意味の違い!
まずは、「日にち」と「日付」の意味の違いを端的にお伝えします。
「日付」とは、書類などに日を付けること、またその付ける年月日のこと。
一言で表現するならば、こういった違いです。
それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
①「日にち」の意味とは!
「日にち」は、ある特定の「日」という意味と、「日数」の意味があります。
ある特定の「日」というのは、「大会が行われる日にちはいつですか」といった使い方をするとおり、「ある日」「その日」「ある期日」のこと。
他にも「帰国する日にち」「病院の予約した日にち」といった使い方をします。
もう1つの「日にち」の意味が「日数」。
たとえば、以下のとおりです。
「日にちが刻々と過ぎていく」
「完成はまだ先であり、残された日にちでは厳しい」
こんな使い方ですね。
②「日付」の意味とは!
「日付」の意味は、その漢字のとおり「日を付けること」です。
さらに、「日を付ける」時の「年月日」という意味もあるのですね。
「日付」というと、ある「年月日」というイメージの方が強い方が多いかもしれませんが、実は「日を付ける行為」の意味もあるのです。
付けることなので、付ける紙などが存在します。
そして、日を付けるその「年月日」も日付であり、この「年月日」は「日にち」の意味と共通する部分。
この部分は、実際に「日付」と「日にち」は同じように使われているのが現状です。
③「日にち」と「日付」の違いを整理!
ということで、ここで一旦「日にち」と「日付」の違いを整理します。
ある特定の期日の意味と、日数の意味があるのが「日にち」。
書類などに日を付けるという意味と、またその付ける年月日の意味があるのが「日付」です。
「日にち」の「ある期日」と、「日付」の「年月日」の意味は共通している部分。
2.「日にち」と「日付」の辞書での意味!
続いて、辞書による「日にち」と「日付」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「日にち」の辞書での意味!
【日にち】
①日数。「―がたつ」
②期日。「―を決める」
引用元:旺文社国語辞典
説明したとおり、「日数」と「期日」のことですね。
②「日付」の辞書での意味!
【日付】
・書類・手紙などに作成・提出などの年月日を記入すること。また、その年月日。「手紙に―を書く」
引用元:旺文社国語辞典
「記入すること」と「その年月日」のこと。
必ず、書類など記入する物が存在します。
3.「日にち」と「日付」の使い方!
最後に、「日にち」と「日付」の使い方を例文で紹介します。
①「日にち」の使い方!
・日にちが経つのは早いものだ。
・残された日にちは少ないぞ。
・まずは開催する日にちから決めていきましょう。
・パーティーの日にちをお知らせします。
②「日付」の使い方!
・領収書には必ず日付を記入してください。
・この書類には日付がないので効力がありません。
・申込書の日付欄は極めて重要です。
・案内文書に日付がありませんでした。
まとめ
以上が、「日にち」と「日付」の意味の違いと使い分けについてでした。
「日にち」は、ある特定の「日」のこと、また「日数」の意味もあります。
「日付」は、書類などに「日を付けること」、またその付ける「年月日」のこと。
「日にち」のある特定の「日」と、「日付」の付ける「年月日」は共通の意味です。