仕事などでよく使われる「先入観」という言葉。
「実際の体験に先立って、ある特定の対象に対してもつ主観的価値判断」という意味です。
つまりは、「この場合はこうだろう…といった思い込み」のこと。
では、この「先入観」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「先入観」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「先入観」の例文を簡単な短文で!
・人生経験が少ない小中学生などの学童は、先入観が少ない分、時には大人よりも正しい判断をすることがあるのも確か。
・ミスやエラーの発生理由の一つが、先入観や前例からの思い込み。思い込みのせいで、今までとの違いや変化を見落としてしまいます。
・不動産投資では、自分の目で確かめることもなく、それまでの街に対するイメージ、先入観にとらわれて判断すると大変な失敗をすることがあります。
・仕事に慣れてくるとよくあるミスは、先入観や思い込みによることが多い。このパターンはこうだから、こうするに違いないっていう思い込み。
・公平に評価しようと思っても、面接官が持つ偏見や固定概念といった「先入観」は学生に対しての評価でも大きく影響を受けています。
・無意識に生じる性別や容姿への先入観を取り払う取り組みをスタートした。それは、履歴書や応募フォームで、性別に関する項目をなくし、顔写真も不要とした。
・元選手がコーチになった場合、固定観念ができてしまっていることが多い。たとえばスタートはこうでなければいけない、泳ぎはこうあるべき、という先入観で見てしまうのだ。
・「中国の壁」は厚い。卓球日本代表監督はそれを「アレルギー」に例える。「どんなに勝つつもりで試合に入っても、それまで何百回と負けてきた経験が先入観を生んでしまう…」
・これまで「ギャルは勉強が好きではない」、「オタクは根暗が多い」といった潜在的な先入観があったからこそ、想像もつかない意外なギャップに驚かされている人が多いのでしょう。
・店主のこれまでのラーメン店としての実績が価値を決めるのは当然ですが、あえて素性を明かさないことで先入観を与えずに美味いラーメンを提供するという考え。
2.「先入観」の類義語!
続いて、「先入観」と似た意味の言葉を紹介します。
まずは、「固定観念」。
「固定観念」は、「いつも頭から離れない、その人の固まった考え」という意味です。
その他は、以下のとおり。
「思い込み」
「決めつけ」
「固着観念」
「偏見」
「色眼鏡」
などがあります。
まとめ
以上が、「先入観」の例文についてでした。
参考にしてください。
「先入観」の「先入」は、「前もって心に入っていること」という意味です。
そして、「先入観」の「観」は「みる」という意味。
つまり、前もって心に入っている「思い込み」で、物事を「みる」ということです。