慣用句である「骨が折れる」。
「大変な苦労で、疲労により骨折してしまいそう」ということ。
つまりは、「多くの労力が必要」「すごく困難である」という意味です。
では、この「骨が折れる」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「骨が折れる」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.慣用句「骨が折れる」の例文を簡単な短文で!
・父親に新しいブルーレイレコーダーの使い方を説明したのだが、年のせいもあって理解してもらうまで骨が折れたよ。
・クリケット部に新人が入部してきた。あまり馴染みのないスポーツなので、ルールを説明するだけで意外と骨が折れる…。
・確定申告のクラウドを利用してはいるものの…。毎年、けっこう骨が折れる作業だ…。もっと簡単な税制に改革してほしいが…、無理だろうな…。
・クジラの骨を並べるパズルに挑戦した参加者は、骨が折れる作業に苦労していた。ですが、「地味だけど喜びも大きいです」との感想もあった。
・急な業務変更が生じることになった時、大変になるのが他部署や取引先との調整や現場の作業員への周知。班長は、関係者全員に電話をかけるのですが、これが意外と骨が折れる仕事です。
・EC事業者をはじめとした物流事業を行っている企業にとって、慣れない検品作業のハンドリングは骨が折れる仕事です。
・通行止めが必要な緊急の道路工事が発生した。近隣住民へ一軒一軒訪問し説明したが、これがけっこう骨が折れる作業だった。
・業務改善提案が多数提出された。書類が山積みになっているが、これ、読むだけでも骨が折れる…。
・これはアスベストではないので害はないと、何度も説明しているがなかなか理解してもらえなかった…。1カ月以上かかってやっと納得してもらったが、すごく骨が折れる仕事だった。
・料理経験のない私にとって、キャベツの千切りはすごく骨が折れる作業。こういった作業には向き不向きがあると思う…。
2.慣用句「骨が折れる」の類義語!
続いて、「骨が折れる」に似た意味の言葉を紹介します。
四字熟語では、「四苦八苦」があります。
これは、苦労に苦労を重ねること。
「骨が折れる」とほぼ同じ意味です。
あとは、「苦心惨憺(くしんさんたん)」。
意味は、非常に苦心していろいろやってみること。
ただし、工夫するという意味もあります。
その他は、「肝胆を砕く(かんたんをくだく)」。
この意味は、心を尽くして懸命に物事を行うということ。
心を尽くすということで、気持ちが加わってきます。
まとめ
以上が、「骨が折れる」の例文についてでした。
参考にしてください。
「骨が折れる」は、「骨の折れる」という使い方もします。
意味は双方とも同じですので、どちらを使っても問題はありません。
あとは、「骨が折れる」ではなく「骨を折る」といった使い方もします。
「骨を折る」になると、受け身というよりは比較的能動的になりますが、基本的に意味は同じ。