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「停止」と「休止」の違いを解説!実は明確な差があったよ!

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「停止」と「休止」。

この違い、まぎらわしいですよね…。

といいますか、もしかして同じ意味??
 
 
たしかに、「営業の停止といいますし、「営業の休止ともいいます…。

でも、「運転中に一旦停止する」といいますが、「運転中に一旦休止する」とはいいません…。

ということは、「停止」と「休止」の意味は違うということ…??
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「停止」と「休止」には確かな違いがありました!
 
 
本記事では、「停止」と「休止」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「停止」と「休止」の意味の違い!

まずは、「停止」と「休止」の意味の違いを端的にお伝えします。

「停止」とは、物事を途中でとめること、また、途中でとまることで、再開の可能性がある。

「休止」とは、仕事や活動などを一時的に休むことで、基本的に再開することが前提。

 
一言であらわすと、こういった違いです。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「停止」の意味とは!

「停止」は、物事を途中でとめること、また、途中でとまること。

「休止」は「休む」ことですが、「停止」は「とめる」ことです。
 
 
そして、「休む」というのは再開が前提にあるのですが、「停止」は必ず再開するとは限りません。

あくまでも、再開の可能性があるということ。

可能性ですので、場合によっては再開しない場合もあります。
 
 
たとえば、「お店の営業は休止します」は基本的に再開しますが、「お店の営業は停止します」では再開の可能性はありますが、再開するかどうかは未定です。

この部分が、「休止」と「停止」の違いということ。
 
 
 
それから、「停止」の方は様々な物事に対して使うことが可能です。

たとえば、運転時の「一時停止といった使い方。

この「一時停止の目的は、車をとめて安全を確認することです。

つまり、運転を休むことではありません。
 
 
 
また、工場の生産ラインでトラブルが発生し、緊急的に生産をとめなくてはいけなくなった場合。

「大至急、生産を停止しろ!」「緊急停止だ!」といいます。

ですが、「大至急、生産を休止しろ!」「緊急休止だ!」となると、なくはありませんが少し違和感を覚えます。
 
 
緊急時などで求められるのは、まずは「とめる」ことであり、基本的に「休む」ことではありません。

まずは、「とめる」「ストップ」ですので「停止」の方がふさわしいということです。
 
 
 
こういった例文にもあるとおり、「停止」の方は様々な物事に対して使われます。

工場
 

②「休止」の意味とは!

「休止」は、仕事や活動などを一時的に休むこと。

つまり、「会社を休む」「学校を休む」の「休む」です。

「会社を休む」ということは、会社をやめることではありませんので、必ず後日出勤することが前提。

要するに、「休止」の後は基本的に必ず再開するのです。
 
 
 
それから、「停止」は「とめる」ことなので幅広い用途がありましたが、「休止」は仕事や活動といったものに限定されます。

基本的に、「休む」という言葉に合致した物事にだけにしか使えません。

たとえば、「アイドルグループとしての活動を無期限で休止します」といった使い方をします。
 
 
これはつまり、グループとしての活動を休むということ。

そして、いつ復帰するかは未定なのですが、いつかは活動を再開するのです。
 
 
この場合は、「休む」ことなので、逆に「停止」に置き換えると少し違和感がうまれます。

「アイドルグループとしての活動を無期限で停止します」

これだと、何か悪いことをしてとめられたみたいですよね…。
 
 
 
また、「この印刷機は5年も休止していたので、正しく動くが心配だ」といった使い方も。

印刷機が、5年間休んでいたということです。
 
 
この例文は、「停止」に置きかることが可能ですよ。

「この印刷機は5年も停止していたので、正しく動くが心配だ」

この場合は、印刷機を5年間とめていたということです。

印刷機
 

③「停止」と「休止」の違いを整理!

それでは、ここで一度「停止」と「休止」の違いを整理します。
 
 
物事を途中でとめる、また、途中でとまるのが「停止」。

仕事や活動などを一時的に休むのが「休止」。
 
 
「休止」は基本的に必ず再開しますが、「停止」は再開の可能性はありますが必ず再開するとは限りません。

また、「停止」は「とめる」ことにふさわしい様々な物事に使うことができますが、「休止」は「休む」ことにふさわしい物事だけにしか使えません。
 

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2.「停止」と「休止」の辞書での意味!

続いて、辞書による「停止」と「休止」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「停止」の辞書での意味!

【停止】

①動いていたものが途中で止まること。途中で止めること。「エンジンが―する」

②続けていたことをやめること。やめさせること。「営業―」「貸し出しを―する」

引用元:旺文社国語辞典

意味が2種類あります。

意味①が「物」で、意味②が「事」、つまり「物事」ということ。

禁止
 

②「休止」の辞書での意味!

【休止】

・運動・活動などが止まること。また、止めること。「運転を―する」

引用元:旺文社国語辞典

この辞書では「止まる」となっています…。

ですが、「一時的に休むこと」というのが一般的。
 

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3.「停止」と「休止」の使い方!

次に、「停止」と「休止」の使い方を例文で紹介します。
 

①「停止」の使い方!

・固定指示に不具合があり、電動機が停止し走行できなくなる恐れがある。

・トルコ軍はハサカ市一帯への水道水供給を停止した。

・政府が示した全国小中高校の臨時休校方針で学校給食が停止する。

・広告メールはわずか3分程度の手続きで配信停止できる。
 

②「休止」の使い方!

・インドは国内の列車運行を一時的に休止することとした。

・ダイエットに専念するためビジュアル面の活動を休止していたミュージシャン。

・欧州に続き、米国でもタイヤメーカーの生産休止が拡大している。

・出雲線の「出雲大社」バス停をしばらくの間休止いたします。

バス
 

4.「停止」や「休止」には似た意味の言葉がたくさんある!

「停止」や「休止」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。

下の関連記事も、覗いてみてください。

「停止」と「中止」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

「阻止」と「防止」の違いを解説!実は確かな差があったよ!

 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 

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まとめ

以上が、「停止」と「休止」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「停止」は、物事を途中でとめること、また、途中でとまること。

「休止」は、仕事や活動などを一時的に休むこと。
 
 
「とまる」と「休む」の違いですが、再開の可能性があるか、また、基本的に必ず再開するかの違いです。

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