自由気ままに生きる…、理想ですね。
自分も将来そんな生活をしてみたいものです。
そういった理想を言葉にしたいと思った時に、お手伝いするのがこのブログです!
たくさんある言葉の中から、ピッタリ合うものをご紹介しますよ。
ということで、本記事では自由に関する四字熟語を厳選して、意味も含めてわかりやすく解説していきます!
「自由気まま」「自由に生きる」ことを意味するものを中心に、あるきたりではないものを選びました。
ご期待ください!
1.「自由気まま」「自由に生きる」に関する四字熟語!
最初は、「自由気まま」「自由に生きる」ことを意味する四字熟語をご紹介します。
①「自由闊達」
「自由闊達」は、「じゆうかったつ」と読みます。
「自由」はのびのびとしていること、「闊達」は大らかで人の器が大きいこと。
これは、人間の器が大きくのびのびとして細かいことにこだわらないという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「あの学校は校則がほとんどないらしい。生徒も『自由闊達』な雰囲気があるのもわかる」
②「自由奔放」
「自由奔放」の読み方は、「じゆうほんぽう」です。
「自由」はのびのびとしていることで、「奔放」は思いのままに行動すること。
ですから、周囲を気にすることなくのびのびと思いどおりに行動するという意味です。
「いくらなんでも『自由奔放』過ぎる。もう少し他人の気持ちを考えてほしい」といった使い方をします。
③「自由自在」
「自由自在」は、「じゆうじざい」と読みます。
「自由」はのびのびとしていること、「自在」は思いのまま行動すること。
これも、自分の思いどおりに行動するという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「彼が筆を持つと『自由自在』に動く。そして素晴らしい絵画に仕上がる」
④「行雲流水」
「行雲流水」の読み方は、「こううんりゅうすい」です。
「行雲」は空を流れる雲のことで、「流水」は流れる水のこと。
ですから、決まった形状を持たずに自然に流れる雲や水という意味があります。
これは、雲や水にたとえて、物事にこだわることなく成り行きに任せて自由気まま行動するということ。
「誰が文句を言おうとぶれることなく気にしない、自分の思った行動をする彼は『行雲流水』という言葉がピッタリだ」といった使い方をします。
⑤「悠悠自適」
「悠悠自適」は、「ゆうゆうじてき」と読みます。
「悠悠」は余裕がありゆったりとした様子のことで、「自適」は思いのままに生活すること。
要するに、ゆったりと縛られることなく、自分の好きなように生活するという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「退職金も手にして、何不自由なく暮らす彼は『悠悠自適』で羨ましい」
⑥「天馬行空」
「天馬行空」の読み方は、「てんばこうくう」です。
「天馬」は古代中国の神が乗る馬のことで、「行空」は空を駆け巡ること。
ですから、大空を馬が走るという意味です。
これは、空を馬が駆け巡るように、考え方や振る舞いが自由であるということ。
「彼女と議論すると自由な意見がどんどん飛び出す。まさに『天馬行空』で本当に勉強になるよ」といった使い方をします。
⑦「曳尾塗中」
「曳尾塗中」は、「えいびとちゅう」と読みます。
「曳尾」は尾を引きずることで、「塗中」は泥の中ということ。
これは、カメにとって甲羅を占いに使用され命を失うよりも、泥の中で尾を引きずって生きることの方が、自由に生活できる分よいという意味です。
つまり、出世して高い地位を手にして周囲に気を使い窮屈に生きるより、低い地位であっても気楽に自由に生きた方がよいということ。
使い方は、以下のとおり。
「会社を退職して役員生活に終止符を打った。収入は無くなったが重圧から解放されて気楽でよい。『曳尾塗中』だよ」
⑧「闊達自在」
「闊達自在」の読み方は、「かったつじざい」です。
「闊達」は大らかで人の器が大きいことで、「自在」は思いのまま行動すること。
ですから、大らかで度量が大きく、思いのままに行動するという意味です。
「部長は本当に『闊達自在』で助かる。上には何でも自由に発言するし、度量が大きく部下からの信頼も厚い」といった使い方をします。
⑨「高談闊歩」
「高談闊歩」は、「こうだんかっぽ」と読みます。
「高談」は討論し合うことで、「闊歩」は大股で歩くこと。
これは、自由に討論し、何も気にせず大股であるくことから、自由気ままという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「毎朝早起きして出勤し毎日残業。こんな生活を離れて『高談闊歩』してみたいものだ…」
⑩「逍遥自在」
「逍遥自在」の読み方は、「しょうようじざい」です。
「逍遥」は気分にまかせて歩くことで、「自在」は思いのまま行動すること。
要するに、自由気ままに生きるという意味です。
「脱サラして、『逍遥自在』のんびりした生活を目指すよ」といった使い方をします。
⑪「融通無礙」
「融通無礙」は、「ゆうずうむげ」と読みます。
「融通」は違ったものがお互いに融け合うことで、「無礙」は何も邪魔する物がないこと。
様々な意見や行動が、障害も無く自由に交わるという意味です。
つまり、発言も行動も自由であるということ。
使い方は、以下のとおり。
「この会合は気を使わずに何でも自由に発言できる。有意義で『融通無礙』な会議だ」
⑫「円転滑脱」
「円転滑脱」の読み方は、「えんてんかつだつ」です。
「円転」は角が無く丸く回ることで、「滑脱」はすべり抜けること。
これは、自由でありながら、周囲に角を立てない発言と行動で物事をテキパキとこなすという意味です。
「『円転滑脱』の彼女が職場にやってきて、業績は上がり続けている」といった使い方をします。
2.「自由ではない」ことを意味する四字熟語!
続いて、逆に自由ではないことを意味する四字熟語をご紹介します。
①「胡孫入袋」
「胡孫入袋」は、「こそんにゅうたい」と読みます。
「胡孫」はサルのことで、「入袋」は袋に入ること。
ですから、サルが袋に入れられて自由を失うという意味です。
これはつまり、出世して高い役職を任されたのはいいが、その分自由がなくなるということのたとえ。
使い方は、以下のとおりです。
「町会議員になったのはよいのだが、ちょっとした発言や行動が批判につながる。『胡孫入袋』で窮屈で息苦しいよ」
②「進退維谷」
「進退維谷」の読み方は、「しんたいいこく」です。
「進退」は進むことと退くこと、「維谷」は谷にはばまれること。
これは、谷にはばまれて進むことも退くこともできなくなるという意味です。
要するに、身動きができず自由を奪われた状態のこと。
「法案を通すとなると野党から反発がくる、廃案とするならば有権者から批判が、『進退維谷』でどうにもならない」といった使い方をします。
まとめ
以上が、自由に関する四字熟語と、その意味と使い方についてでした。
自由気ままな生活、いいですね~。
「自由気まま」「自由に生きる」ことを目指す時にご活用ください。
また、そういった生活を目指している方に贈る言葉としてもどうぞ!