「催事」と「イベント」。
似ています…。
もしかして、「催事」と「イベント」は会場の規模の違い???
いや違うか…。
では、屋根付きか屋根無しかの違い???
と、いろいろと想像したら、全部違うようです…。
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「催事」と「イベント」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「催事」と「イベント」の意味の違い!
最初に、「催事」と「イベント」の意味の違いを簡潔にお伝えします。
「イベント」とは、特別・恒例問わずに行われる催し物の総称。
一言で表現すると、こういった違いです。
それでは、さらに詳細に紐解いていきますね。
①「催事」の意味とは!
「催事」は、特別に行われる催し物のことです。
「特別」であることが、最大のポイント!
特別ですので、毎年恒例の「クリスマスセール」や、ならわしとして毎年行われる「お祭り」などは「催事」ではありません。
当然ですが、毎月の定期開催されているものや、日常的に行われている催し物も違いますよ。
たとえば、特別に行われる「2019年の新作ドレス発表会(仮)」や「芸人○○のお笑いライブ」といったものが「催事」です。
恒例的ではない、特別に行われる催し物が「催事」ということですね。
②「イベント」の意味とは!
「イベント」は、催し物の総称です。
特別に行われるものも「イベント」ですし、恒例で行われるものも「イベント」。
ですから、ならわしとして毎年行われるお祭りも「イベント」です。
そして、特別に行われる「催事」も、「イベント」の中の1つということ。
似ている「催事」と「イベント」なのですが、「イベント」だけが持つ独特な意味もあります。
たとえば、「催事」は「○○会」や「○○大会」といった大きなくくりで使います。
「イベント」もそうなのですが、スポーツの大会になると1試合のことを「イベント」といった使い方をする場合があるのですね。
一例をあげると、格闘技の大会で行われる最後の試合を「メーンイベント」といいます。
これは、「イベント」独特の使い方ですので、覚えておいてください。
③「催事」と「イベント」の意味の違いを整理!
それでは、ここで一度「催事」と「イベント」の意味の違いを整理します。
特別に行われる会や演芸などの催し物が「催事」。
特別・恒例問わずに行われる催し物の総称が「イベント」。
ですから、大きな「イベント」の意味があり、その中に「催事」が含まれるということです。
2.「催事」と「イベント」の辞書での意味!
続いて、辞書による「催事」と「イベント」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「催事」の辞書での意味!
【催事】
・特別に行われる催し物。イベント。
引用元:旺文社国語辞典
前の項目で説明したとおりの内容ですね。
ちなみに、「催し物」とは各種の会や演芸などのことです。
②「イベント」の辞書での意味!
【イベント】
①できごと。事件。
②行事。「記念―」
③試合。競技の種目。エベント。「メーン―」
引用元:旺文社国語辞典
いろいろとありますが、全ての催し物ということです。
そして、意味①は英語の「event」を日本語へ直訳した意味。
「イベント」を直訳すると、出来事や事件という意味です。
3.「催事」と「イベント」の使い方!
最後に、「催事」と「イベント」の使い方を例文で紹介します。
①「催事」の使い方!
・デパートの催事場。
・各階に催事ブースがある。
・催事の内容は主に実演販売です。
・期間限定の催事のアルバイトをさがす。
②「イベント」の使い方!
・デパートのイベント会場。
・イベントの企画運営を行う会社。
・東京都内で行われるイベント情報をチェックする。
・今日のメーンイベントの開始時間。
まとめ
以上が、「催事」と「イベント」の意味の違いと使い分けについてでした。
「催事」は、特別に行われる催し物のこと。
「イベント」は、特別・恒例問わずに行われる催し物の総称です。
要するに、「催事」は「イベント」の中の1つということ。