「講話」と「講演」。
これって、確かどちらも「話す」ことだったような…。
ということは、「講話」と「講演」は同じ意味…??
と思いきや、実は似ているようで違いがあるようです…。
ということで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!
本記事では、「講話」と「講演」の意味の違いと使い分けについて、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「講話」と「講演」の意味の違い!
最初に、「講話」と「講演」の意味の違いを簡潔にお伝えします。
「講演」とは、たくさんの人に対しある題目について話をすること。
短く表現すると、こういった違いです。
それでは、さらにわかりやすく紐解いていきますね。
①「講話」の意味とは!
「講話」も「講演」も、どちらもたくさんの人に対し話すこと。
この部分は共通しています。
ただし、「講話」はただ話すだけではありません。
わかりやすく説明するのです。
相手がよく理解できるように、わかりやすく話すこと、これが「説明」する「講話」の特徴。
そして「講話」は、ある「テーマ」について説明が行われます。
わかりやすく説明し、より多くの人に理解してもらうことが目的ですので、そのテーマはやや堅いものになる傾向があります。
たとえば、「安全」や「健康」、「法律」などといったもの。
そして、そういった「講話」の講師はその道の専門家が多くなります。
②「講演」の意味とは!
「講演」もたくさんの人に対し話すのですが、わかりやすく説明するというものではありません。
講師のペースで話が展開されます。
というのも、それほど堅苦しいテーマではないことが多いことから、話しがスムーズに進んで行くのですね。
つまり、人の興味を引くテーマが多くなるということ。
講師は、その道の専門家の場合もありますが、多くが有名人です。
オリンピック出場経験がある元アスリートや作家、芸能人など。
たとえば、講師がバルセロナオリンピック金メダリストの「古賀稔彦氏」、テーマは「夢の実現へ向けて」といったもの。
たとえば、ですよ。
なんとなく、興味が湧きませんか?
ですから、「講話」と比較して、「ぜひ参加したい」という希望者が多く集まる傾向があります。
③「講話」と「講演」の違いを整理!
それでは、ここで一度「講話」と「講演」の違いを整理します。
たくさんの人に対し、わかりやすく説明し聞かせるのが「講話」。
たくさんの人に対し、ある題目について話をするのが「講演」。
「説明する」と「話す」の違いです。
2.「講話」と「講演」の辞書での意味!
続いて、辞書による「講話」と「講演」の意味がどうなっているのか確認していきます。
①「講話」の辞書での意味!
【講話】
・ある事柄について、聴衆にわかりやすく説明して聞かせること。また、その話。
引用元:旺文社国語辞典
「わかりやすく説明」とあります。
説明どおりの内容ですね。
②「講演」の辞書での意味!
【講演】
・ある題目について大勢の人に向かって話をすること。また、その話。「―会」
引用元:旺文社国語辞典
「説明する」ではなく、「話をする」です。
説明どおりですね。
3.「講話」と「講演」の使い方!
次に、「講話」と「講演」の使い方を例文で紹介します。
①「講話」の使い方!
・会社の産業医による衛生講話が行われる。
・10日は南高校で交通安全講話の予定。
・破産法に関する講話の講師を依頼する。
・医療に関する講話でテーマは看護についてです。
②「講演」の使い方!
・映画「ビリギャル」のモデル小林さやかさんの講演会に行く。
・講演会のテーマはリーダーシップ、講師はスポーツジャーナリスト二宮清純さん。
・接客に特化した講演の講師を依頼する。
・講演の謝礼の相場は人によって様々。
4.「講話」や「講演」には似た意味の言葉がたくさんある!
「講話」や「講演」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
下の関連記事も、覗いてみてください。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
まとめ
以上が、「講話」と「講演」の意味の違いと使い分けについてでした。
「講話」はたくさんの人に対しわかりやすく説明し聞かせることで、「講演」はたくさんの人に対しある題目について話をすることです。
違いの最大のポイントは、「講話」は「説明」で「講演」は「話す」ということ。
「説明」の「講話」は、比較的堅苦しいものになる傾向があります。