漢字の中でも…。
間違う確率が高いことで有名なのが「新潟県」の「潟」という字。
画数が多く、しかも形もかなり複雑です…。
そういった理由で、覚えにくいのも仕方がないことなのかもしれません…。
ですが…この「潟」という漢字…。
地名に多く使われる漢字のため、申込書や申請書など手書きの機会が多いのですよ…。
ですから、しっかりと間違わないようなコツを身に着けておかなくては…。
ということで、本記事では「新潟」の漢字の間違いとなるポイントと、漢字の覚え方を解説していきます。
ご期待ください!
1.「新潟」の漢字の間違いのポイント!
漢字を間違う理由の一つに、選択肢を誤ってしまうというものがあります。
つまり、Aという形とBという形があって、「どっちだっけ?」と悩むパターン。
その間違いのパターンを知っておくだけでも、意外にも書き誤りが随分減りますよ。
まずは、正しい「潟」をご覧ください。
そして、最大の誤記ポイントとなるのが、右側の「つくり」の下の部分です。
上の画像のとおり。
左側の方は、「物」という漢字に使われる「勿(もち)」という字の上に、漢数字の「一」を加えていますが、これは間違い。
この「勿」+「一」は、「場」や「湯」などに使われます。
特に「湯」は、「潟」と同じ「さんずい」ですし、形も似ていますよね…。
そういった理由で、部分的な混同が起きてしまうようです…。
正しくは、画像の右側のとおり、漢数字の「一」は不要で四つの「点」がまっとうな「潟」。
次に誤記が多いポイントとなるのが、右側の「つくり」の上の部分。
上の画像のとおり、正しくは「臼(うす)」を書くのですが、間違って「白(しろ)」や「日(ひ)」を書いてしまう方がいます。
実は、この間違いの原因も「湯」という漢字が犯人…。
「潟」は「臼」なのですが、「湯」は「日」になっています…。
それから、「白」も「臼」と似ていますね…。
こういった、間違いのポイントを覚えておいてください。
2.「新潟」の漢字の覚え方!
前項では、間違いのポイントをお伝えしましたが…。
そのポイントを踏まえての、覚え方を解説します。
あらためまして、混同しやすい「湯」と「潟」の漢字をよくご覧ください。
ポイントの、「日」ではなく「臼(うす)」であるということと…。
「勿」+「一」ではなく、漢数字の「一」は不要で四つの「点」が正しいということをまとめて…。
下の文で覚えてみてはいかがでしょうか。
「潟は湯じゃない、臼と一無し点四で間違いなし」
読み方は、以下のとおり。
「かたはゆじゃない、うすといちなしてんしでまちがいなし」
「いちなし」と「てんし」と「まちがいなし」の部分が韻を踏んでいます。
韻を踏むことと、語呂を良くすることで覚えやすくしました。
自分なりにアレンジしていただいても構いませんし…。
たとえば「潟は湯じゃない」の部分は、削っていただいても構いません。
ですが、「潟は湯じゃない」を入れることで、「湯」の漢字を覚えることにもつながりますよ。
「潟は湯じゃない、臼と一無し点四で間違いなし」
「かたはゆじゃない、うすといちなしてんしでまちがいなし」
3.「新潟」の漢字の書き方(書き順)!
ここまでで、「潟」の漢字をマスターしていただいたと思いますが…。
もう一つの問題は「書き順」。
特に「臼」の部分は、書き順がわからない方が多いのではないでしょうか?
ということで、下の画像をどうぞ。
漢字の多くは、左から右へ、上から下へ進んでいきます。
ですから「潟」の場合は、最初に左の「さんずい」を書いて、次に右上の「臼」、そして最後は右下の「点が四つ」の順番。
そして問題の「臼」は、④と⑤までは「白」と同じ書き順、そこから⑥→⑦と進みます。
書き順を解説しているサイトはたくさんありますが、サイトの中には⑥と⑦が逆になっているものがありますので、気をつけてください。
まとめ
以上が、「新潟」の漢字の間違いとなるポイントと、漢字の覚え方についてでした。
「新潟」の漢字の間違いのポイントとなるのが、「点が四つ」の部分と「臼」です。
しかも、「点が四つ」の上に漢数字の「一」は入りませんので、気をつけてください。
あと余談ですが、下の画像のような漢字があります。
これは、「潟」の異体字。
異体字の中でも、「略字」なのか「俗字」なのかは不明です…。
積極的に使うべき漢字ではないのかもしれませんが、一応覚えておいてください。
ちなみに、この異体字を「にいがた」や「かた」で変換してもパソコンに表示させることができません。
パソコンに出すには、文字コードである「6cfb」か「6CFB」と打って、そのまま「F5」キーを押すと表示されます。