漢字の「将」。
「将棋」「主将」「女将」といった使い方をする漢字ですが…。
時々、人名などで「将」の旧字が使われることがあります。
それが下の「将」。
「将」とは明らかに形が異なりますし、なかなか目にすることがない漢字です…。
この「将」の旧字ですが…、問題はパソコンに表示させることができないということ…。
ということで、こういった漢字の出し方を徹底的に調べてみました。
本記事では、「将」の旧字をパソコンに表示させる方法について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください！
1.「将」の旧字のパソコンへの出し方！
「将」の旧字をパソコンに表示させる方法は、主に3つあります。
それでは、それぞれの方法を詳しく説明していきますね。
①「将」の旧字は変換できる？
パソコンによっては、変換だけで「将」の旧字が出てくる場合があります。
まずは、「しょう」という言葉で変換してみましょう。
ただしこの「しょう」は、候補になる漢字が多くて大変です…。
ということで、「しょうぎ」で変換も試してみてください。
候補の漢字が少ない上に、この「しょうぎ」は昔からある言葉ですので、旧字が出てくる可能性が上がります。
もし、「しょう」「しょうぎ」で旧字が出てこない場合は、次の項に進んでください。
②「将」の旧字は文字コードで！
パソコン上の文字には、それぞれに「文字コード」というものがあるのですが…。
この、「文字コード」を使う方法があります。
そして、「将」の旧字の文字コードは、「5C07」「5382」「5572」の3種類。
3種類のうち、どのコードを使っても旧字が出てきます。
ちなみに、アルファベットは小文字で「5c07」と打っても大丈夫です。
それでは、実際の手順を説明しますね。
たとえば、ワードに「5C07」と打ち、そのまま「F5」を押すだけで「将」の旧字が候補に挙がります。
ただし、「5C07」と打った後に「エンター」を押してはいけません。
「5C07」と打ち、変換可能な状態を維持したまま「F5」を押してください。
また、変換不可能となる「直接入力」ではなく、「全角英数」の設定で打ちましょう。
ローマ字変換の場合は、「全角ひらがな」「全角カタカナ」「半角カタカナ」でも大丈夫です。
③「将」の旧字はIMEパッド手書きで！
最後は、「IMEパッド手書き」を使った方法。
それでは、その手順を説明していきます。
ワードなどを開くと、パソコンの下の方に「あ」「A」のマークが出てきますが、この「あ」「A」のマークを右クリックしてださい。
右クリックで上のメニューが展開されますが、この中の「IMEパッド」をクリックしましょう。
クリックで、下のウインドウが現われます。
このウインドウの左側の空白に、旧字ではない普通の「将」をマウスで書いてください。
正しい書き順で書かないと、うまくいきませんよ。
すると、その右側に旧字ではない普通の「将」が候補として出てきますので、その字を右クリックしましょう。
右クリックすると上のメニューが出てきますので、その中の「異体字の挿入」をクリックします。
クリックすると、その右に旧字の「将」が表示されますので、その旧字をクリックしてください。
このクリックで、ワードなどに旧字の「将」が表示されます。
最後は、ウインドウの右上の「×」をクリックして消しましょう。
2.「将」の旧字の出し方を効率化！
旧字の「将」が、変換だけで表示されればいいのですが…。
「文字コード」や「IMEパッド手書き」を使って表示させるのは結構大変…。
ということで、一度表示させた「将」の旧字は「単語登録」しましょう。
登録作業が必要ですが、一度登録してしまえばそれ以降は変換だけで旧字が表示されます。
それでは、登録手順を説明していきます。
ワードなどを開くと、パソコンの下の方に「あ」「A」のマークが出てきますが、この「あ」「A」のマークを右クリックしてださい。
右クリックで上のメニューが展開されますが、この中の「単語の登録」をクリックしましょう。
クリックで、下のウインドウが現われます。
このウインドウの、「単語」の空白に「将」の旧字を貼り付けます。
続いて、「単語」の下の「よみ」の空白に「読み方」を打ち込んでください。
読み方は「しょう」と打つのが無難ですが、「し」でも「しょ」でも何でも構いません。
最後は、最下段の「登録」を押して終了。
残ったウインドウは、「閉じる」を押して消します。
一応、単語登録が成功したか確認してください。
「よみ」に入れた言葉で変換して、旧字の「将」が候補になれば成功です。
まとめ
以上が、「将」の旧字をパソコンに表示させる方法についてでした。
「将」の旧字は、「①変換」「②文字コード」「③IMEパッド手書き」といった方法で表示させてください。
それから、一度表示させた旧字の「将」は、以降の作業を効率化する意味で「単語登録」をおすすめします。
ぜひ、お試しください。