文書などで時々使われる「培う」という言葉。
「根元に土をかけて植物を育てる」という意味です。
ただし、元々は「植物」に対する言葉だったのですが、現在は植物以外のものに対し「大切に育てる」という意味で使われることがほとんど。
では、この「培う」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「培う」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「培う」の例文を簡単な短文で!
・当社では、小学生を対象に実践的創造力を培う「スコップ・スクール」を4月からオンラインで開校します。
・制作を行うことで、メディアを批判的に読む力をより効果的に培うとともに、協働学習の活性化を目的とし、今回の授業を試みることにしました。
・応用生命化学分野の研究、開発に必要な技能を伸ばし、創造性を培うとともに、研究活動に邁進する態度を養う。
・変化する国内外の情勢を、自分の身の周りの出来事と関連づけ、その面白さに気づくことを講義のねらいとする。加えて、就職の際に役立つ時事問題の知識を培う。
・デジタル技術が発展することで、働き方や業務に必要なスキルも変化を遂げている。そういった時代に生き抜くスキルを培うことを目的としています。
・保育園で全国公演を行う人形劇団を招いて観劇会を実施、楽しく芸術に触れることで創造性の芽生えを培います。
・規定に場所にジャンプしていくことも出来るようになってきますので、挑戦してください。またこの動作は、物や人などにぶつからないように反射神経を培う運動につながります。
・これは、ペダルのない足けり自転車。自転車に乗るためのバランス感覚を培うためのもので、バランスが取れるようになってからペダルを付けて練習します。
・練習に励む児童の姿も見られます。体力・持久力を培うことはもちろん、目標に向かって取り組む経験を通して、粘り強くあきらめない心も大きく成長することと思います。
・健康な心身を培うためには継続的な運動が望ましい…と分かっていても、中には「運動は苦手で…」「体を動かすのが億劫…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2.「培う」の類義語!
続いて、「培う」と似た意味の言葉を紹介します。
まずは、「養う」。
「培う」は「自身に経験させて育てる」、「養う」は「援助しながら育てる」といったニュアンスに違いがあります。
その他は、以下のとおり。
「養成する」
「育成する」
「醸成する」
「鍛練する」
「修養する」
などがあります。
まとめ
以上が、「培う」の例文についてでした。
参考にしてください。
もともと、「培う」は「土養う」と書いていました。
それが変化して、「栽培」や「培養」の「培」の字が使われるようなったのです。