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「倒壊」と「崩壊」の違いを解説!やはり確かな差があったよ!

更新日:

 
「倒壊」と「崩壊」。

どちらも、「壊れる」ことだと思うのですが…。

似ています…、といいますか同じ意味では???
 
 
でも…「学級崩壊」とは言いますが、「学級倒壊」と言いませんよね…。

ということは、「倒壊」と「崩壊」には違いがあるということ??
 
 
 
そんなわけで、この2つの言葉の意味を徹底的に分析してみましたよ!

やはり、「倒壊」と「崩壊」には確かな違いがありました!
 
 
本記事では、「倒壊」と「崩壊」の意味の違いと使い分けについて、具体例でわかりやすく解説していきます。

かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
 

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1.「倒壊」と「崩壊」の意味の違い!

まずは、「倒壊」と「崩壊」の意味の違いを端的にお伝えします。

「倒壊」とは、建造物などが倒れて壊れること。

「崩壊」とは、様々な物がくずれ壊れることで、目に見える物とは限らない。

 
一言であらわすと、こういった違いです。

それでは、さらに詳しく紐解いていきますね。
 

①「倒壊」の意味とは!

「倒壊」は、建造物などが倒れて壊れること。

ポイントは「倒れて」という部分

要するに、「倒れる物」が対象ですので、立った状態の物ということです。
 
 
ですから、具体的には「鉄塔」「電柱」「ブロック塀」「建物」といった建造物ですね。

こういった立っている状態の建造物が、倒れて壊れるのが「倒壊」です。
 
 
 
立っているものといえば、自然界に存在する「樹木」も対象となります。

「樹木」は「建造物」ではありませんが、「建造物など」の「など」に含まれるということ。

「大木が倒壊した」とか「樹木の倒壊」といった使い方をします。
 
 
 
そして「倒壊」の対象となるものは、必ず全て目に見える物ということですね。

電波塔
 

②「崩壊」の意味とは!

「崩壊」は、様々な物がくずれ壊れること。

ポイントは「様々な物」という部分
 
 
要するに、「倒壊」のように「立っている物」とは限りません

つまり、立っている物、立っていない物、また目に見えないものも対象になるということです。
 
 
 
たとえば、「建物」の場合。

「建物」の場合は、くずれ壊れるという表現も当てはまりますし、倒れて壊れると言っても間違いではありません。

ですから「建物」は、「崩壊」という表現も当てはまるし、「倒壊」という表現も当てはまります。
 
 
では、「鉄塔」の場合はどうか?

「鉄塔」の場合は、骨組みがくずれて壊れるのであれば「崩壊」でもよいと思いますし、バッタリと倒れて壊れるのであれば「倒壊」ですが…。

「鉄塔」は「崩壊」「倒壊」…、まあどちらでも間違いではないかもしれませんね。
 
 
「電柱」は、くずれることはありませんので「倒壊」。
 
 
 
それから、「山の斜面が崩壊した」といった使い方もします。

「山の斜面」は倒れるものではありませんので、「崩壊」の一択ですね。
 
 
 
さらに「崩壊」の特徴は、目に見えないものも対象となります。

たとえば「学級崩壊」という言葉。
 
 
「学級崩壊」は、建物である校舎が壊れることではなく、クラスの教育が不可能になる状況のことです。

教師と生徒の関係性という、目に見えないものが壊れるといことですね。
 
 
あとは、「家庭崩壊」や「制度崩壊」といった使い方もしますが、どれも目に見えないものです。

学級崩壊
 

③「倒壊」と「崩壊」の違いを整理!

それでは、ここで一度「倒壊」と「崩壊」の意味の違いを整理します。
 
 
建造物など、立っている物が倒れて壊れるのが「倒壊」。

様々な物がくずれ壊れるのが「崩壊」。
 
 
「倒壊」は必ず目に見える物が対象となりますが、「崩壊」は目に見える物とは限りません。

 

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2.「倒壊」と「崩壊」の辞書での意味!

続いて、辞書による「倒壊」と「崩壊」の意味がどうなっているのか確認していきます。
 

①「倒壊」の辞書での意味!

【倒壊】

・建造物などが倒れてつぶれること。「―家屋」

引用元:旺文社国語辞典

説明どおりですね。
 

②「崩壊」の辞書での意味!

【崩壊】

①くずれこわれること。「家屋の―」

②⦅物⦆放射性元素が自然に放射線を出して他の元素に変化する現象。壊変。

引用元:旺文社国語辞典

説明したとおりの内容です。

意味②は、物理用語で普段は使いませんね。

地震
 

3.「倒壊」と「崩壊」の使い方!

最後に、「倒壊」と「崩壊」の使い方を例文で紹介します。
 

①「倒壊」の使い方!

・大阪府北部地震で高槻市の小学校のブロック塀が倒壊した。

・廃業ホテルが余震で倒壊するのではないかと、住民が不安をいだく。

・電柱と大木が倒壊し、手付かずのまま停電が16日間続いた。

・多くが浸水被害を受け、木造の建物などが倒壊した。
 

②「崩壊」の使い方!

・ウラル航空のモスクワ行きの飛行機のタラップが崩壊し、6人が転落した。

・東西冷戦の象徴だったドイツのベルリンの壁が崩壊してから30年以上。

・社会保障費が膨張し、社会保障制度が崩壊しかねないという危機感がある。

・信頼関係の崩壊だけは何とか食い止めた格好だ。
 

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まとめ

以上が、「倒壊」と「崩壊」の意味の違いと使い分けについてでした。
 
 
「倒壊」は、建造物などが倒れて壊れること。

実在する物体で、なおかつ立っている物が対象となります。
 
 
「崩壊」は、様々な物がくずれ壊れること。

様々な物が対象で、目に見えない実在しないものも含まれます。

「倒壊」と「崩壊」の意味の違いを説明しましたが、「崩壊」と似た意味の言葉で「崩落」があります。

「崩壊」と「崩落」も、同じようで実は微妙に違いますよ!

もしよかったら、下の関連記事をご覧ください。

「崩壊」と「崩落」の違いを解説!実は明確な差があったよ!

 

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