よく使われる「ひやりとする」という言葉。
「急に冷たさを感じる」という意味ですが…。
その意味以外に、「突然の出来事に驚きや恐怖を感じる」という意味でもあります。
では、この「ひやりとする」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「ひやりとする」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「ひやりとする」の例文を簡単な短文で!
・夕方から急に気温が下がり、エアコンのスイッチを消しました。久しぶりに窓を開けて寝たのですが、夜風がひやりとするので風邪をひかないよう長袖に着替えました。【冷たい】
・海開きで、まだ海水がひやりとするのかと思っていたのに、海は意外にも暖かかった。優しく暖かく脚を濡らす波。心地よくて、もっと海に入りたくなる。【冷たい】
・雪あそび広場には、高吸水性ポリマー製の疑似雪を使用し一面が白銀の世界。疑似雪は触っても雪のような冷たさはなく、ひやりとするが手に馴染む不思議な感触だ。【冷たい】
・白鵬は宝富士に2度背中を向ける、ひやりとする展開にもうまく対応した。最初は土俵際でいなされ、2度目は相手の右上手で振られ背中を向けたが、どちらも反転して、最後ははたき込んだ。【恐怖】
・開始直後の2分にMF加藤にオープニングシュートを放たれると、14分にはDF坂上、25分には福本にミドルシュートを浴びるなど、ひやりとするシーンも招いた。【恐怖】
・夏にぴったりの怖い話をテーマに、会員2人が怪談を披露してくれました。背筋がひやりとする物語に、参加した市民30人が聞き入った。【恐怖】
・阪神の先発オネルキ投手に、一瞬ひやりとするアクシデントが起きた。いきなり投球を中断し、左足を気にするそぶりがあり、1度は治療のためベンチへ下がった。【恐怖】
・オーストラリアはパワーを生かしたアタックでゴール前に侵入。開始早々から前線へボールを送られ、フィジカルで勝るオーストラリア攻撃陣にひやりとするシーンを作られた。【恐怖】
・この国は日本に比べご存じのように運転マナーは良くない。乗っていてひやりとする場面に遭遇する。そう思っていると、車同士が衝突して大破したばかりの現場とすれ違う。【恐怖】
・街では危険運転が溢れており、渋谷でも自転車に乗ったまま電話する人の姿が。タクシー運転手も自転車の急な進路変更にひやりとする場面もあったという。【恐怖】
2.「ひやりとする」の類義語!
続いて、「ひやりとする」と似た意味の言葉を紹介します。
「急に冷たさを感じる」という意味では、「ヒンヤリする」「キンキン」などが類義語。
その他は、「ひえびえ」が当てはまります。
「突然の出来事に驚きや恐怖を感じる」という意味では、以下のとおり。
「冷や汗をかく」
「肝を冷やす」
「肝が縮む」
「身が縮む」
「背筋が凍る」
などがあります。
まとめ
以上が、「ひやりとする」の例文についてでした。
参考にしてください。
「ひやりとする」は、そもそも肉体的に感じる氷や水などの「冷たさ」の感覚。
ですが、精神的な恐怖を味わうことで、血の気が引く感覚で「冷たさ」を感じることがあります。
そこから、「肉体的な冷たさ」の他に「精神的な冷たさ」にも使われるようになりました。