慣用句である「鼻が高い」。
「鼻を高く上に向ける」ということ。
つまりは、「誇らしい気持ちである」「得意げな気持ちである」という意味です。
では、この「鼻が高い」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「鼻が高い」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.慣用句「鼻が高い」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・あなたが100メートル走の市の代表として県大会で優勝したことが、先生としてはとても鼻が高い。これまで努力してきた成果だし、先生の指導も間違っていなかった。
・あなたは、普通の子が遊ぶ時間を全て勉強に費やしてきたことを知っている。その結果、東京大学に合格できたことは、親としても鼻が高いよ。
・日本人のメジャーリーガーがタイトルを獲得した。こういった活躍は日本人として本当に鼻が高い。
・お母さんと一緒にいると、友人からよく「彼女なの?」と質問される。母親がこんなに若く見られるというのは、息子としても鼻が高いよ。
・サッカー日本代表選手があなたの同級生だって?すごいね!身近にこれほどの有名人がいるなんて、あなたも鼻が高いでしょう?
・友達から「あなたの彼氏、本当にイケメンだよね」と言われるとすごい鼻が高い気分になります。でも、彼の本当の良さは、顔じゃないんですけどね。
・この度、東京大学の現役教授として初めてノーベル物理学賞を受賞したが、この快挙は同じ科学者として鼻が高いよ。自分が受賞したみたいに嬉しい!
・息子が東大を出て、財務省にキャリア官僚として入省できたことは誇りでしたよ。親類縁者や知人からはいつも羨ましがられて、鼻が高いといった感じでした。
・アイドルグループのベストアルバムが、昨年の最も売れたアルバムとしてギネス記録に認定された。この快挙はファンとしても鼻が高い。
・難関な国家資格の一つとされる1級舶用機関整備士。そんな難しい資格を、我が社の社員5人が取得できたことは会社としても鼻が高い。
2.慣用句「鼻が高い」の類義語!
続いて、「鼻が高い」の類義語を紹介しますね。
同じ「鼻」つながりでは、以下のとおり。
「鼻高々」
「鼻にかける」
この2つ。
どちらも意味は「鼻が高い」と同じです。
誇らしい気持ち、得意げな気持ちの際は、やはり鼻が目立つということでしょう。
その他は、以下のとおりです。
「自慢気」
「得意満面」
「意気揚々」
といった感じですね。
もちろん、「誇らしい」や「得意げ」も類義語ですよ。
まとめ
以上が、「鼻が高い」の例文についてでした。
どうそ、参考にしてください。
例文を読んでいただいたと思いますが、「鼻が高い」にはそれほどネガティブな意味合いはありません。
ただしこれが、「鼻が高い」と似た意味である「天狗になる」になると、同じ「得意げ」でも悪いイメージになってしまいます…。
使う際は気をつけてくださいね。