慣用句である「首をかしげる」。
「首をかたむける」ということ。
つまりは、「疑問に思う」「不審に思う」という意味です。
では、この「首をかしげる」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「首をかしげる」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.慣用句「首をかしげる」の例文を簡単な短文で!
・ドラマの最終回を見ているのだが、犯人は誰なのか全く見当がつかない。最後まで首をかしげるドラマだ。
・会議でなぜか彼女が突然泣き出した…。進行は一旦中断したが…、彼女がなぜ泣き出したのかわからず、参加者は全員首をかしげていた。
・ウインブルドンの準々決勝で、突然ショットが乱れた。彼は最終セットで常に首をかしげてばかりだった。
・サッカーの試合は3対0で勝利目前の残り5分。相手の怒涛の攻撃がはじまり、5分の間に3点を挙げられ同点に追いつかれた。守備はしっかりしていたのに、なぜ3点入ったのか首をかしげるばかりだ。
・なぜか佐藤が突然いなくなったことで、隣の席でパソコンを見ていた宮本がこちらに顔を上げて首をかしげる。「何か悪いこと言ってしまったかな?」。
・グリーンでは長いパットは次々に決まっていたにも関わらず、なぜか短いパットが決まらない…。首をかしげてうつむいてしまった。
・沼の水が広範囲で、赤色に変色してしまっている。近隣住民は初めての出来事に首をかしげる。
・若さの秘訣を尋ねたところ、「何もしていない」との返答が返ってきた。取材陣は全員、すぐには信じることができず首をかしげた。
・白熱した竜王戦では、解説者たちも含め、誰も予想しなかった一手が炸裂し関係者は首をかしげるばかりだった。
・ドッキリ企画のために、激辛料理を食べさせたのだが…。彼はなぜか美味しそうに全てたいらげた。なぜ美味しく食べるのか、番組スタッフは首をかしげた。
2.慣用句「首をかしげる」の類義語!
続いて、「首をかしげる」と似た意味の言葉を紹介しますね。
同じ「首」つながりでは、「首をひねる」があります。
意味は「首をかしげる」と全く同じで、「疑問に思う」ということ。
もちろん、「疑問に思う」「不審に思う」も類義語ですよ。
その他は、以下のとおり。
「疑問を持つ」
「疑問を抱く」
「疑義の念を抱く」
「不思議に思う」
「不思議がる」
こんな感じです。
まとめ
以上が、「首をかしげる」の例文についてでした。
参考にしてください。
ところで、「首をかしげる」と似た意味の言葉で「小首をかしげる」があります。
意味はほぼ同じなのですが、「首をかしげる」に比べて「小首をかしげる」の方が、不信感などが少なくなります。
少しの疑問、少しの不信感ということ。