ことわざである「猫に小判」。
「猫に価値がある小判を与えたとしても、猫にとっては何の価値もない」ということ。
つまりは、「価値のわからない人に高価なものを与えても無駄である」という意味です。
では、この「猫に小判」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「猫に小判」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「猫に小判」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・おじいちゃんとおばあちゃんが孫にランドセルを買ったのはいいが、超高級品のランドセルであり、価値の分からない孫にとっては猫に小判だよ。
・赤ちゃんに高級ブランドの靴を履かせていたが、そもそも赤ちゃんは歩けないし価値も分からない。まさしく猫に小判だね。
・宝石に全く興味のない人物に対し、高額な宝石をプレゼントしたところで、猫に小判だと思うよ。
・この将棋盤が数千万円するとのことだが、将棋をしない自分にしたら猫に小判で、何とも思わないな…。
・友人が引越しのための整理ということで、外国のスーパースターの直筆サインをもらったのだが、その人自体全く知らないし俺にとってはただの紙切れ、猫に小判だよ。
・スコットランド旅行のお土産で、スコッチウイスキーをもらったのだけれど、そもそもウイスキー自体飲めないので、せっかくのお土産も猫に小判だ。
・友人につき合って有名人の絵画展覧会に行ったのだが、そもそも「絵」がわからない私にとっては猫に小判で、苦痛の時間だった。
・ペットの犬に服を着せて散歩しているのだが、毎日違う服だ。しかも高級ブランド品だし凄いよね。でも犬にとっては価値などわかるはずもなく、猫に小判だよ。
2.「猫に小判」の類義語!
「猫に小判」には、似た意味のことわざがたくさんあります。
有名なのが、「豚に真珠」。
これは、わかりやすいですよね。
「猫」が「豚」に、「小判」が「真珠」に変わっただけ。
それから、「馬の耳に念仏」もあります。
これは、馬に対して念仏を唱えたとしても、意味を理解できませんので全く無意味であるということ。
あとは、「牛に経文(うしにきょうもん)」「犬に論語」「兎に祭文(うさぎにさいもん)」などがありますが、これ全部「馬の耳に念仏」と同じことをいっています。
たとえに、動物がたくさん登場します…。
まあ当然ですが、動物が価値を感じるものは主に食料であり、人間の考える価値とは違いますよね…。
まとめ
以上が、「猫に小判」の例文についてでした。
「価値がわからない猫」に対して、「価値がある小判」ということわざでした。
ちなみに、逆に「価値あるもの」に対し「価値あるものを手にして、さらに価値が上がる」ということわざもあります。
それは、「鬼に金棒」。
元々強さを持っている鬼が、金棒という武器を手にしてさらに強さを増すという意味です。
参考にしてください。