この状況を四字熟語にたとえたい!
そんな時ってありますよね…。
そういったお手伝いをするのがこのブログです!
その場面に合った言葉をご紹介しますよ。
ということで、本記事では「自然」に関する四字熟語を厳選して、意味も含めてわかりやすく解説していきます!
その「自然」も、地球環境である自然の他に、人間の行動の自然、この2つの自然をテーマにお伝えしていきます。
ご期待ください!
1.「自然が美しい」「自然の景色」に関する四字熟語!
最初は、地球環境である「自然」に関する四字熟語をご紹介します。
①「山容水態」
「山容水態」は、「さんようすいたい」と読みます。
「山容」は山の姿のこと、「水態」は水の様子のこと。
これは、山や川などの自然の美しい風景の意味があります。
使い方は、以下のとおり。
「この頂上から見る『山容水態』、美しすぎる…」
②「落英繽紛」
「落英繽紛」の読み方は、「らくえいひんぷん」です。
「落英」は散る花びらことで、「繽紛」は花が乱れ散ること。
つまり、たくさんの花びらが乱れるように散るという意味です。
「この時期の桜は、まさに『落英繽紛』だ」といった使い方をします。
③「白砂青松」
「白砂青松」は、「はくしゃせいしょう」と読みます。
「白砂」は白い砂浜のこと、「青松」は青く茂った松ということ。
要するに、砂浜と緑の松林が続く美しい海岸といった意味があります。
使い方は、以下のとおり。
「この道路は、いつまでも『白砂青松』が続き気持ちが落ち着く」
④「桃紅柳緑」
「桃紅柳緑」の読み方は、「とうこうりゅうりょく」です。
「桃紅」は紅い桃の花のことで、「柳緑」は緑色の柳の葉のこと。
つまり、美しい花々と緑の木々が広がる美しい春の景色という意味です。
「春になって『桃紅柳緑』を目にすると、心が洗われる気分だ」といった使い方をします。
⑤「柳暗花明」
「柳暗花明」は、「りゅうあんかめい」と読みます。
「柳暗」はたくさんの柳の葉が影をつくり薄暗くなること、「花明」は鮮やかな色の花が咲き明るくなること。
ですから、鮮やかな花と緑の木々が春の美しい景色を彩るという意味です。
「ちょうど『柳暗花明』の季節にこの場所に来ることができて幸せだ」といった使い方をします。
⑥「千紫万紅」
「千紫万紅」の読み方は、「せんしばんこう」です。
千の紫と、万の紅は、様々な色のこと。
これは、様々な色の花が鮮やかに咲いているという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「ここまで花畑が広いと、まさに『千紫万紅』だ」
⑦「花紅柳緑」
「花紅柳緑」は、「かこうりゅうりょく」と読みます。
「花紅」は紅い花のことで、「柳緑」は緑色の柳の葉のこと。
つまり、鮮やかな花と緑の木々が美しい春の景色という意味です。
また、人間が手を加えていない自然のままの美しさという意味もあります。
先に説明した「桃紅柳緑」と、似た意味ですね。
「この大自然は、誰も足を踏み入れていない『花紅柳緑』の美しさがある」といった使い方をします。
⑧「風光明媚」
「風光明媚」の読み方は、「ふうこうめいび」です。
「風光」は自然の景色のこと、「明媚」は清らかに美しいこと。
合わせると、自然の景色が清らかに美しいという意味です。
使い方は、以下のとおり。
「この地域は『風光明媚』で有名です」
⑨「桜花爛漫」
「桜花爛漫」は、「おうからんまん」と読みます。
「桜花」はそのまま桜の花のこと、「爛漫」は花が咲き乱れること。
ですから、桜の花が満開になって美しく咲き乱れている景色の意味があります。
「『桜花爛漫』の最高の景色は、明後日以降だと思われる」といった使い方をします。
⑩「雪月風花」
「雪月風花」の読み方は、「せつげつふうか」です。
「雪」「月」「風」「花」は、それぞれ四季の季語。
つまり、四季のそれぞれの美しい自然の景色といった意味があります。
また、その他に四季の美しい景色を見ながら詩をつくる様子という意味もあります。
使い方は、たとえば「冬の景色も絶景であるこの場所は、『雪月風花』を求めて1年中観光客が絶えない」。
⑪「清風明月」
「清風明月」は、「せいふうめいげつ」と読みます。
「清風」は清々しい風のこと、「明月」は明るい綺麗な月のこと。
ですから、明るい月夜に清々しい風がある静かな様子といった意味があります。
使い方は、以下のとおり。
「これから庭で、『清風明月』を楽しみながらお酒でも飲もう」
⑫「晴好雨奇」
「晴好雨奇」の読み方は、「せいこううき」です。
「晴好」は晴れて美しいこと、「雨奇」は時々降る雨ということ。
これはつまり、晴れていても美しい景色であり、雨が降ったら降ったでその景色も美しいという意味です。
どの天候でも素晴らしい景色のことですね。
「雨天は景色が今一つの場所が多い中、ここは『晴好雨奇』で雨でも人がいっぱいだ」といった使い方をします。
⑬「一碧万頃」
「一碧万頃」は、「いっぺきばんけい」と読みます。
「一碧」は青々と広がった海や空などの景色のこと、「万頃」はきわめて広いということ。
要するに、海や空が遥か彼方まで広がった美しい景色という意味です。
使い方は、以下のとおり。
「このホテルの最上階から見る海は、『一碧万頃』の眺めだ」
⑭「山紫水明」
「山紫水明」の読み方は、「さんしすいめい」です。
「山紫」は太陽光により紫色に見える山のこと、「水明」は澄んでいる美しい川のこと。
これは、山と川が美しいということから、清らかで美しい自然の風景を意味しています。
「世界的にも有名なこの『山紫水明』な景観は、今後も守り続けなくてはいけない」といった使い方をします。
2.「自然体」「自然のまま」といった意味の四字熟語!
続いて、人間の行動としての「自然」に関する四字熟語をご紹介します。
①「虚心坦懐」
「虚心坦懐」は、「きょしんたんかい」と読みます。
「虚心」は心に先入観がなく素直に受け入れることができること、「坦懐」はわだかまりがなく平静な心のこと。
つまり、全くわだかまりがない平静で穏やかな心の状態を意味しています。
使い方は、以下のとおり。
「世界のトップと戦うには、技術も大切だが『虚心坦懐』の心境を維持しなくてはいけない」
②「行雲流水」
「行雲流水」の読み方は、「こううんりゅうすい」です。
「行雲」は空を流れる雲のこと、「流水」は流れる水のこと。
これはつまり、空の雲や流れる水のように、自分で動くのではなく自然の流れに身をまかせて行動するという意味です。
「これまで事業に3度失敗した。これから先は何も考えずに『行雲流水』で生きていく」といった使い方をします。
③「泰然自若」
「泰然自若」は、「たいぜんじじゃく」と読みます。
「泰然」は落ち着き何事にも動じないこと、「自若」は何事にも慌てず落ち着いていること。
ですからそのとおり、どのような状況でも落ち着きがあり慌てずに動じないという意味ですね。
使い方は、以下のとおり。
「あの人は山のような仕事を目の前にして、なぜ『泰然自若』でいられるのか?ある意味驚く…」
まとめ
以上が、「自然」に関する四字熟語と、その意味と使い方についてでした。
地球環境の自然については、美しい場所をたとえる時に使ってみてください。
それから、平常心を維持する意味で使う時は第2項の四字熟語ですね。
活用してください。
自然の美しい景色を眺めながら、心の平静を目指すのもいいかも!