時々使われることがある「普遍」という言葉。
「全体に広く行き渡ること。例外なくすべてのものにあてはまること」という意味。
要するに、「全てのものに、共通して当てはまる」ということ。
また、「特殊」の反対語ということです。
では、この「普遍」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「普遍」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.「普遍」の例文を簡単な短文で!
・かつては普遍的だった「長生きは喜ばしいこと」といった価値観。しかし、もしかしたら時代とともにそういった価値観も多様化しているのだろうか?
・時代によって、または地域によって、「美」の概念は異なる。しかし、共有する普遍性として美しきものは人々を圧倒する力を持つ。
・「いい男であり続けたい」という男性の普遍的欲求を女性の目線から叶える事業をメディア運営にとどまらず展開していく点で、マーケットは大きいと感じた。
・僕は神の奇跡を得て、この世界の多くの人に愛されています。これ以上、一般的で普遍的な人間の幸せはないと思っています。
・進化論的に言えばやはり美味しいものは美味しい。そして、その普遍的価値基準は、進化と共に微妙に変化しているといった意見もあるが、どうなのだろうか?
・発売からわずか4年で約78万台という驚異的な売上を達成。「美しくなりたい」という普遍的な心理に深く刺さった、大ヒット商品となりました。
・数学や物理学は宇宙で共通に成立する普遍的な原理とされるが、地球上でのみ生存が確認されている生物は、偶然生まれた種の集合体であり、解析は難しいと考えられてきた。
・文字に先行して登場し、言葉の源にもなったと考えられるイメージ。その創造と享受のあり方の普遍性を問うことをテーマに掲げた同展。
・人種差別の問題に真っ向から取り組んだ彼の著作を通して、「差別とは何か」「どうやったら差別を乗り越えることができるのか」といった普遍的な問題を深く考えたいと思います。
・そうした基盤強化の観点から、 自由、 民主主義、 基本的人権の尊重、 法の支配といった普遍的価値の共有や、 平和と安定、 安全の確保は、国づくりや開発の前提となります。
2.「普遍」の類義語!
続いて、「普遍」と似た意味の言葉を紹介します。
わかりやすいのが「一般的」。
「一般的」の意味は、「特殊な事物・場合についてではなく、広く認められ行き渡っているさま」ということ。
「普遍」と、ほぼ同じ意味ですね。
その他は、以下のとおり。
「世界基準」
「世界水準」
「常識」
「普通」
「全般的」
「ユニバーサル」
などがあります。
まとめ
以上が、「普遍」の例文についてでした。
参考にしてください。
「普遍」と間違いやすい言葉で、「不変」や「不偏」があります。
「不変」は「変わらないこと」という意味。
「不偏」は「かたよらず、公平中正であること」という意味です。