慣用句である「気が置けない」。
そもそも「気を置く」とは、「気づかう」「遠慮する」という意味。
ですから「気が置けない」は、「遠慮したり気をつかったりする必要がなく、心から打ち解けることができる」ということを意味しています。
では、この「気が置けない」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「気が置けない」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.慣用句「気が置けない」の例文を簡単な短文で!
・仕事の取引先と飲むお酒は気をつかって疲れるが、何でも言い合える気が置けない仲間と飲む酒は本当に美味しいし楽しい。
・うちの部長は、社長と話している時に本当に楽しそうだと思っていたら、なんと2人は幼馴染で気が置けない関係らしい。
・いつも厳しい課長だが、趣味もなく仕事一筋らしい…。気が置けない仲間と楽しく過ごすという時間はないのだろうか?
・俺たちは子供の頃から30年以上の付き合いがあり、お互いの家を行き来している関係。気が置けない友人というよりは兄弟のような関係だ。
・5年ぶりに里帰りしたのだが、やはり気が置けない仲間とお酒を飲むのは楽しくて時間を忘れてしまう。
・私がこんな恥ずかしいことを相談するのは、気が置けないあなただからということを忘れないでほしい。
・昔から気が置けない4人の仲間たちが、春の桜シーズンに花見に行くため待ち合わせをするシーンから始まる。
・アプリの特徴は、特に気が置けない友人のみを選び、「仲良し」として設定することができる機能です。
・バンドである以前に、そもそも気が置けない友達同士であることがグループのリラックスしたムードを醸し出しているのかもしれない。
・実際に足を踏み入れると、初めて訪れたのに気が置けない仲間がたくさんいるように感じられる心地よい空間だった。
2.慣用句「気が置けない」の類義語!
「気が置けない」には似た意味の言葉がたくさんありますよ。
そもそも「置く」とは「使う」という意味。
ですから、「置けない」は「使わない」という意味になります。
「気が置けない」は「気をつかわない」ということ。
つまり、「気が置けない仲間」は「気をつかわない仲間」ということです。
あとは、「気心の知れた」「気の許せる」といったものも。
その他には、「肩のこらない」があります。
緊張状態が続くと、肩が凝りますよね。
つまりは、緊張の必要がない、気をつかう必要がないという意味です。
まとめ
以上が、「気が置けない」の例文についてでした。
「気が置けない」という言葉は、間違った意味で使われることが多い言葉です。
よく、逆の「気づかう」「遠慮する」という意味で使わることがチラホラと。
ですから、本当は仲が良く気をつかわない友人に対し、挨拶で「気が置ける友人です」と言ってしまった失敗談を耳にします。
公式の場では、特に気を付けましょう。
ちなみに、「気が置けない」は「気の置けない」ともいいます。