慣用句である「馬が合う」。
「馬とその乗り手の呼吸がぴたりと合う」ということ。
つまりは、「気が合う」「意気投合する」という意味です。
では、この「馬が合う」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「馬が合う」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、簡単な短文でわかりやすく紹介しますので、ご期待ください。
1.慣用句「馬が合う」の例文を簡単な短文で!
・性格が全く違う2人だったが、意外に馬が合うようでトラブルもなく仲良くやっている。おかげで仕事の進み具合もはやくなった。
・彼は人見知りで初対面の人が集まる場でいつも無口なのだが、彼女とは妙に馬が合うらしく言葉が滑らかだ。
・この猫は他人にはなつかないのだが、どうもあなたは馬が合うようでくっついて離れない。
・優秀な人材が集まれば必ず仕事がうまくいくとは限らない。メンバーとメンバーの馬が合うかどうかはかなり重要だ。
・初対面の時は会話が弾み嫌な印象はなかったのですが、2回目のデートでは馬が合わないことがハッキリしました。もう会わないことにします。
・新設した部署で、メンバー全員が初対面。そんな中でうまくいくか心配していたが、彼らだけは妙に馬が合うらしく、しょっちゅう2人で飲みに行っている。
・仕事で大先輩とコンビを組むことになった。年の差が20歳以上あるにもかかわらず、馬が合うので楽しく仕事をしている。
・相変わらずあの2人は馬が合わないね…。まあ、見るたびに口論しているし、周囲の人も大変だろう…。
・親子でありながら、2人とも年を重ねるごとに馬が合わなくなってきた。現在では会話を交わすことすらなくなった。
・同僚や友人などに馬が合わない人がいる場合、付き合い方に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
・姉は32歳で、姉の夫は35歳です。その夫と馬が合わずに困っているのですが、話をきいてもらえませんか。
・昨年は馬が合わない先生が娘の担任だったのですが、進級したらまた同じ先生が担任になってしまった。お先真っ暗だ。
2.慣用句「馬が合う」の類義語!
「馬が合う」には、似た意味の言葉がたくさんあります。
たとえば「反りが合う」。
刀は普通さやにしまいますが、当然「刀」も「さや」も反りがあります。
その「反り」の具合がピタリと合うということで、つまりは「気が合う」ということ。
その他には、「阿吽の呼吸」という言葉があります。
「阿吽」は「あうん」と読むのですが、「あ」が口を開き発する言葉で、「うん」が口を閉じて発する言葉。
そこから、息を吐くことと、息を吸うことを意味しています。
この呼吸を、2対の金剛力士像がお互いにしていることから、複数の人の「呼吸が合う」「気が合う」「タイミングが合う」という意味で使われる言葉です。
まとめ
以上が、「馬が合う」の例文についてでした。
「馬が合う」は、基本的に人と人との人間関係に対して使います。
ですが、「馬が合う」という言葉自体、「馬」と「人」との関係。
要するに、「動物」と「人」との関係でも使うことができます。