漢字の「蝋燭」。
「虫へん」がある漢字なのに…。
意味は、虫には関係のない「ロウソク」のこと。
しかもこの「蝋燭」の漢字、さらに複雑な「蠟燭」という漢字も存在します…。
とてもじゃないですけど、この複雑な漢字を覚えるのは至難の業…。
どうにかして、覚える方法がないものか…。
大丈夫ですよ!難しい漢字は語呂合わせで覚えれば良いのです!
ということで、本記事では「蝋燭」の漢字の覚え方について、わかりやすく解説していきます。
「蝋燭」と「蠟燭」、両方とも解説していますので、ご期待ください!
1.「蝋燭」と「蠟燭」の漢字の覚え方!
「ロウソク」の「ロウ」は、「蝋」と「蠟」の2種類あります。
ということで、それぞれについて解説していきますね。
①「蝋燭」の漢字の覚え方!
最初は、簡単な「蝋燭」から。
最初に、下の画像をご覧ください。
「蝋燭」の「蝋」は、「虫へん」とその右上にカタカナの「ツ」、その下に漢字の「用」に似た字で構成されています。
そして「蝋燭」の「燭」は、「火へん」とその右上に漢数字の「四」に似た字、その下にカタカナの「ク」を大きくした字と、その中に「虫」で構成。
まとめると、「蝋燭」の「蝋」は「虫」「ツ」「用」、「燭」は「火」「四」「ク」「虫」でできているということ。
これらを、語呂合わせしたのが下の文章です。
「虫、ツ用!火四ク虫が、蝋燭に!」
「むし、つよ!ひよんくむしが、ろうそくに!」
簡単に意味を解説しますね。
「虫、ツ用!」は、そのとおりで「虫」「ツ」「用」で、「蝋」という漢字を表しています。
読み方は「むし、つよ!」で、「この虫は強い!」という意味。
「火四ク虫」は、「火」「四」「ク」「虫」で「燭」を表現しています。
もの凄く強い虫、「ヒヨンク虫」という架空の昆虫をイメージしてください。
たとえば、「火をエネルギーにする四輪駆動の虫」と覚えるのもいいかもしれません。
ということで、「蝋燭」の漢字を手で書く際は、「もの凄く強い虫である、ヒヨンク虫」を思い出してください。
「虫、ツ用!火四ク虫が、蝋燭に!」
「むし、つよ!ひよんくむしが、ろうそくに!」
②「蠟燭」の漢字の覚え方!
続いて、複雑な「蠟燭」の方。
まずは、下の画像をご覧ください。
「蠟燭」の「蠟」を分解すると、「虫へん」とその右上にひらがなの「くくく」、その下にカタカナの「ロ」とその中にカタカナの「メ」。
そして、その下にカタカナの「レレレ」で、さらに「レ」と「レ」の間に「点」が2つずつで構成されています。
つまり「蠟」を分解すると、「虫」「くくく」「ロ」「メ」「レレレ」「2点」「2点」ということ。
ということで、これらをまとめて語呂合わせした文章が下です。
「蠟の字は、虫くく黒目、レレレ2点2点」
「ろうのじは、むしくくくろめ、れれれ2てん2てん」
文章の意味を解説すると…。
「虫くく黒目」は、そのとおりで「虫」「くくく」「ロ」「メ」です。
意味は、「虫がククっと笑い黒目を出している」ということ。
そして、「レレレ2点2点」もそのまま「レレレ」「2点」「2点」。
これは、天才バカボンに出てくる「レレレのおじさんが、2本指を両手で出している」様です。
あと、「蠟燭」といった熟語で覚える場合は、最初の「蠟の字は」を「蝋燭は」に置き換え、最後に前項で紹介した「ヒヨンク虫」を加えてください。
そんなわけで、難しい方の「蠟燭」を手で書く際は、「虫がククっと笑い黒目を出している」様と…。
天才バカボンの、「レレレのおじさんが、2本指を両手で出している」様を思い浮かべてください。
「蠟の字は、虫くく黒目、レレレ2点2点」
「ろうのじは、むしくくくろめ、れれれ2てん2てん」
2.「蝋燭」と「蠟燭」の漢字の書き方!
最後は、「書き方」。
要するに、書き順をお伝えします。
まずは、簡単な「蝋燭」の「蝋」の拡大画像をご覧ください。
続いて、「蝋燭」の「燭」の拡大画像。
そして、複雑な「蠟燭」の「蠟」の拡大画像です。
いかがでしょうか。
基本的に、漢字は左から右へ。
さらに、上から下の方向へ筆を進めます。
詳細については、画像の「赤い番号」のとおり筆を進めてください。
まとめ
以上が、「蝋燭」の漢字の覚え方についてでした。
簡単な方の「蝋燭」の漢字は、以下の語呂合わせを使ってください。
「虫、ツ用!火四ク虫が、蝋燭に!」
「むし、つよ!ひよんくむしが、ろうそくに!」
そして、難しい方の「蠟」の漢字の語呂合わせは以下のとおりです。
「蠟の字は、虫くく黒目、レレレ2点2点」
「ろうのじは、むしくくくろめ、れれれ2てん2てん」
参考にどうぞ。
ところで…。
「蝋」「蠟」ともに「虫へん」が使われていますが、なぜ「虫へん」なのか…?
「ロウソク」の「蝋」「蠟」は、動物や植物から採取される「ロウ」のことで、英語にすると「ワックス」です。
そして、漢字の「蝋」「蠟」は、蜂がつくる「蜜蝋(ミツロウ)」が関係しているとのこと。
「蜂」が由来しているので「虫へん」ですね。
ちなみに、「蝋燭」の「燭」は「火」の意味があります。