数学で、「空集合」というものがあります。
何も要素がない集まりということで、別名で「空の袋」とも。
そしてこの「空集合」を表す記号は、ノルウェー語の「O(オー)」であり、アルファベットの「O」にスラッシュを加えた形状をしています。
それが、下の記号。
一見すると、原型が「ゼロ」か「オー」かがわかりませんが、「オー」が原型です。
ちなみに、「空集合」記号と似た記号が、下のような「直径」記号。
もし、上の「直径」記号が目的の方は、下の関連記事をご覧ください。
ところでこの「空集合」記号、手で書く時は問題ないのですが…。
パソコン上に出したいと思っても、キーボードの中にこの記号はありません…。
どうやって出すのか…?
ということで、こういった記号の出し方を徹底的に調べてみました。
本記事では、「空集合」記号をパソコンなどに表示させる方法について、わかりやすく解説していきます。
かなり深掘りしましたので、ご期待ください!
1.「空集合」記号の出し方!変換できるよ!
「空集合」記号は、変換によって出すことができます。
具体的には、「くうしゅうごう」か「しゅうごう」という言葉で変換が可能。
まさに、記号そのものの名称ですので、覚えやすいですね。
その他に、「すうがく」という言葉でも変換ができます。
ただし、「すうがく」で変換すると、それこそ数学で使われる大量の記号が候補に…。
ですから、目的の「空集合」記号に到達するまで、結構な時間がかかります。
したがって、変換するのであれば「くうしゅうごう」か「しゅうごう」がおすすめ。
中でも、文字数が少ない「しゅうごう」の方がいいかもしれませんね。
2.「空集合」記号の出し方!文字コードを使おう!
「空集合」記号は変換で出せますが、その他に「文字コード」を使う方法もあります。
ですが「文字コード」の場合、コードをメモする必要がある他、変換と比べても素早く出せるわけではありません…。
ただし、この「文字コード」の使い方を知っておくと、出しにくい「旧字」「マーク」「記号」などに応用できますので、いざという時に役立ちますよ。
それでは、文字コードの使用手順を説明します。
「空集合」記号の文字コードは「2205」。
この文字コードを…。
ワードやエクセルなどに「2205」と打ち、そのままの状態でキーボードの「F5」のキーを押すだけ。
これだけの操作で、「空集合」記号が表示されます。
ちなみに、「2205」と打った後に「エンター」キーを押してはいけません。
「2205」と打ってから、変換ができる状態を保ったまま「F5」キーを押してください。
ですから、変換ができなくなる「直接入力」ではなく、「全角英数」などの設定で打ちましょう。
まとめ
以上が、「空集合」記号をパソコンなどに表示させる方法についてでした。
「空集合」記号は、「くうしゅうごう」「しゅうごう」「すうがく」という言葉で変換できます。
お好きな言葉を使って変換を試してみてください。
それから、やや面倒ではありますが「文字コード」を使う方法もありますので、ぜひ覚えておいてください。