説明する時などに使われる「したがって」という言葉。
漢字では「従って」と書きます。
意味は、「前の条件によって、順当に後の事柄が起こることを表す」ということ。
つまりは、「だから」とか「それゆえ」という意味です。
では、この「したがって」、どのような場面でどのように使うべきなのか?
ということで、「したがって」の使い方を例文で紹介していきます。
特に、小学生にでもわかりやすいように簡単な短文で紹介しますので、ご期待ください。
1.「したがって」の例文を小学生にでもわかりやすく!
・1時間前に、昼食として大盛りのラーメンを食べました。したがって、今はお腹がいっぱいで食べることができません。
・佐藤君のお母さんから、佐藤君が風邪をひいたという電話がありました。したがって、佐藤君は欠席となります。
・片道だけで10キロメートルあります。したがって、往復では20キロメートルなので、徒歩だとかなり厳しいですね。
・運転をしていたら、太陽がちょうど正面になってしまった。したがって、夕日の太陽光が眩しく、前方を確認しにくい。
・雨の影響により、佐田川の水位が高い状況にあります。したがって、道の駅施設は臨時休業することとなりました。
・添加する成分が少ないほど、食品はより自然になります。したがって、消費者はなるべく添加物が少ないものを好みます。
・現在ではゴミ袋や食品保存袋、レジ袋にビニール製のものはなく、すべてポリエチレン製です。したがって、「ビニール袋」ではなく「ポリ袋」と呼ぶのが正しいです。
・ベイトリールは巻き上げ力が強いが、ライントラブルが多発しやすい。したがって、初心者にはライントラブルが起こりにくいスピニングリールが良い。
・会社によっては、副業を認めていないところも少なくありません。したがって、副業を行う場合には、現在勤めている会社が副業を認めているか確認をする必要があります。
・あまり興味のない分野に対する理解力は弱くなるものです。したがって、ある程度テーマを興味のあるものに絞って集中して学習することが大切です。
2.「したがって」の類義語!
続いて、「したがって」と似た意味の言葉を紹介します。
「したがって」の類義語は、冒頭でも紹介した「だから」「それゆえ」。
あとは、「なので」「そんなわけで」も当てはまります。
その他は、以下のとおり。
「ですから」
「ですので」
「それで」
「これにより」
「それにより」
「それによって」
などがあります。
まとめ
以上が、「したがって」の例文についてでした。
参考にしてください。
ところで、「したがって」と似た言葉で「~にしたがって」という言葉がありますが…。
「~にしたがって」になると意味が違い、「~につれて」「~に伴って」「だんだん」という意味になりますので、気をつけてください。
「~にしたがって」は、「時間が経つにしたがって、足がしびれてきた」といった使い方をします…。
これは、「時間が経つにつれて」ということ。
あとは、「野球をしたがっている」「話をしたがって、近づいた」の場合の「したがって」も意味が違います。
この「したがって」は、希望を意味する2つの言葉「~したい」と「がる」を複合させた言葉ですので、「従って」の意味とは異なります。